Musical Theater Japan

ミュージカルとそれに携わる人々の魅力を、丁寧に伝えるウェブマガジン

2025-01-01から1年間の記事一覧

『CLUB SEVEN another place Ⅱ』観劇レポート:ふんだんな歌、ダンス、芝居で魅了する「エンタメの宝箱」最新版が開幕

多彩な要素が満載のエンタテインメント・ショーとして、2003年にスタートした『CLUB SEVEN』が、22年目に突入。玉野和紀さんらレジェンド・メンバーと原田優一さん、北翔海莉さん、妃海風さん、そして初参加の内海啓貴さん、蒼木陣さんが全力で魅せる舞台を…

新作3本を一挙上演!「ワンアクト・ミュージカルフェス」上野哲也・工藤広夢・前田隆太朗インタビュー

「一幕ものの新作オリジナル・ミュージカルを、同じ劇場、同じセットで上演」というコンセプトで、オリジナル・ミュージカルの可能性を模索するフェスティバルがこの秋、誕生。それぞれ全く異なる3作品に主演する上野哲也さん、工藤広夢さん、前田隆太朗さん…

メインキャストと作曲家が語る、“古代モンゴル帝国を蘇らせる”醍醐味:特集『モンゴル・ハーン』③

古代モンゴル帝国を舞台に、愛と野望が渦巻く人間ドラマを、スペクタクルに昇華させた『モンゴル・ハーン』。特集最終回の今回は、メインキャストと作曲家のインタビュー集をお届けします。

時を超えて迫りくる、太古の人々の魂の叫び。演出家&プロデューサー兼俳優に訊く:特集『モンゴル・ハーン』②

間もなく来日するスペクタクル演劇『モンゴル・ハーン』。特集第二弾では、この作品にこめられた思い、ロンドン公演成功までの道程、日本公演への期待等を、演出家のヒーロー・バートルさん、プロデューサーであり正妃役で出演もしているバイラ・ベラさんへ…

『SPY×FAMILY』(2025)観劇レポート:人気漫画の世界観×ミュージカルならではの「わくわく」

遠藤達哉さんの大人気漫画を舞台化した『SPY×FAMILY』(2023年初演)が、新キャストを迎えて待望の再演。日生劇場での東京公演にさきがけて行われた、川越でのプレビュー公演をレポートします!

濃厚な人間ドラマを、スペクタクルに昇華。大地を揺るがす舞台『モンゴル・ハーン』の魅力を探る:特集『モンゴル・ハーン』①

ロングランの伝統の無かったモンゴル本国で公演数180回以上、動員10万5千人を達成し、ロンドン、シンガポール公演も大きな話題を呼んだスペクタクル演劇『モンゴル・ハーン』が、今秋日本に上陸。特集第一弾では、ウランバートル公演レポートをお届けします。

『CLUB SEVEN another place Ⅱ』内海啓貴×蒼木陣インタビュー:“腕利き揃い”のエンタテインメントに、“全力で”初参加

より抜きのエンターテイナーたちが多彩な要素を詰め込んだ舞台でとことん魅了する『CLUB SEVEN]』が、今年も登場!22年目を迎える人気シリーズに今回、初参加する内海啓貴さん、蒼木陣さんに、本作への思い、稽古の手応えをたっぷり語っていただきました。

宮沢賢治×アート×ミュージカルの幸福な出会い。『真昼の星めぐり』脚本演出・鈴木ひがし、出演・佐々木亜美、冨樫美羽インタビュー

秋田に拠点を置く“わらび座”と、知的障がいアーティストたちと新たな文化創造をめざしてきた“ヘラルボニー”がタッグを組み、宮沢賢治の作品世界をモチーフとしたミュージカルがこの夏、誕生。秋には東京、大阪でも上演される珠玉の舞台について、脚本演出の…

『ジャージー・ボーイズ』(2025)観劇レポート:人生の喜び、悲しみをハーモニーに乗せて

アメリカのポップス史に燦然と輝くグループ「フォー・シーズンズ」の光と影を描き、2006年にトニー賞ミュージカル作品賞を受賞したミュージカルが、日本で3年ぶりに上演。Team BLACK、Team YELLOW、Team GREEN、そしてNew Generation Teamの4チームが演じる…

『バグダッド・カフェ』森公美子インタビュー:“人に影響され、人は優しくなれる”と信じられるドラマ

1989年に日本で公開され、ミニ・下―ブームのきっかけとなったと言われる名作映画『バグダッド・カフェ』。その舞台版が、花總まりさん、森公美子さんら豪華キャストで上演されます。一世を風靡した主題歌“Calling You”でも知られる本作の魅力を、ブレンダ役…

『コーラスライン』アダム・クーパー インタビュー:“生来のチャレンジャー”が挑む、奇跡の新演出版

マイケル・ベネットのオリジナル演出が広く知られる『コーラスライン』。その“例外的な”新演出であるニコライ・フォスター版が、日本でおそらく“最初で最後の”上演を果たします。ザック役で本作に出演するアダム・クーパーさんに、本作への思いや新演出の特…

ストレート・プレイへの誘い『アーモンド』観劇ミニ・レポート:感情を持たない少年が問う、“本当の共感”

日韓で累計150万部のベストセラーとなったソン・ウォンピョンの小説を板垣恭一さんの脚本・演出、桑原まこさんの音楽で舞台化し、2022年に初演された『アーモンド』。新キャストによる3年ぶりの再演をレポートします。

『リトル・ゾンビガール』~ノノとショウと秘密の森~ 熊谷彩春インタビュー:名曲の数々とともに、全世代が楽しめるミュージカル【親子で観たい!2025夏の舞台②】

「NHKみんなのうた」の名曲に彩られたとびきり可愛いらしいミュージカルが、3年ぶりに上演。前回に続いて主人公ノノを演じる熊谷彩春さんに、作品への思いからご自身の来し方、今後の夢まで、たっぷり語っていただきました。

『四月は君の噓』東島京インタビュー:“今”という瞬間の輝き【新星FILE vol.5】

新川直司さんの人気漫画を2022年に舞台化し、好評を博したミュージカルが、待望の再演。オールキャスト・オーディションを経て今回、主人公・有馬公生を(ダブルキャストで)演じる東島京さんにインタビュー。まだ20歳という若さながら、既に様々な舞台で活…

『ピーター・パン』2025 石井一孝×長谷川寧インタビュー:ひび割れたメイクが象徴する、フック船長の「乾き」【親子で観たい!2025夏の舞台①】

いよいよ始まった夏休み。今年も厳選してお届けする家族観劇にぴったりの演目、第一弾は「夏の風物詩」とも呼ばれる『ピーター・パン』。ベテランの石井一孝さんをフック船長/ダーリング氏に迎える今年はどんな舞台に?石井さん、本作を手掛けて3年目の演出…

『ある男』上原理生×上川一哉インタビュー:もう一つの“家族”の物語

平野啓一郎さんの小説を瀬戸山美咲さんの脚本・演出、ジェイソン・ハウランドさんの音楽で舞台化した新作ミュージカル『ある男』がいよいよ開幕。本作に登場する"もう一つの家族”である、谷口恭一、大祐兄弟役の上原理生さん、上川一哉さんにインタビュー。…

『コレット』七海ひろきインタビュー:主人公を支えた男装の麗人“ミッシー”

ベル・エポックのパリで才能を開花させ、様々な分野で道を切り拓いた作家コレットの半生を描く新作ミュージカル『コレット』。この舞台で、コレットを支える男装の麗人ミッシー役の七海ひろきさんに、役どころやコレット役の明日海りおさんとの共演について…

『なにわシーサー's』観劇ミニ・レポート:世界初⁈漫才ミュージカルの誕生

川平慈英さんと伊原剛志さんが24年12月に結成した漫才コンビがミュージカルに。お二人の背景を取り入れつつ、ファンタジー要素も含む舞台をレポートします。

『ある男』小池徹平インタビュー:観る人の想像をかきたてる、謎の男“X”

アイデンティティとは何かを問う、平野啓一郎さんのベストセラー小説を舞台化した新作『ある男』で、物語の起点となる“ある男=X”を演じる、小池徹平さん。様々な作品を経験してきた百戦錬磨の彼をもってしても独特の難しさがあるという本作について、今まさ…

『ジャージー・ボーイズ』小林唯インタビュー:“新フランキー”として、“遺伝子”を受け継ぐ覚悟

2016年以来、日本でも上演の度に話題をさらう『ジャージー・ボーイズ』が、3年ぶりに上演。今回、新たに結成されたTeam YELLOWで新・フランキー・ヴァリを演じるのが、『レ・ミゼラブル』でのアンジョルラス役も記憶に新しい小林唯さんです。新たな挑戦を前…

『songs for a new world』風間由次郎インタビュー:J・ロバート・ブラウンの珠玉のソング・サイクルへの挑戦

『パレード』『The Last 5 Years』で知られるジェイソン・ロバート・ブラウンのデビュー作が、渋谷真紀子さん演出のもと、浅草九劇で上演。通常は4人編成のところを8人+ゲストで贅沢に表現する今回の公演のキャストの一人が、風間由次郎さんです。グランド…

7/20迄アーカイブ配信有『二都物語』観劇レポート:激動の時代に差し込む、ヒューマニズムという一筋の光

フランス革命に揺れるパリとロンドンを舞台としたディケンズの名作小説を舞台化したミュージカルが、12年ぶりに日本で上演。井上芳雄さん、浦井健治さんと演出の鵜山仁さんが再びタッグを組む舞台をご紹介します。

『ジェイミー』三浦宏規インタビュー:溢れるほどの大きな愛を、皆と共有できたら。

BBCのドキュメンタリー番組をベースとした、少年の成長物語を描くミュージカル『ジェイミー』。その4年ぶりの日本公演で、新たにタイトルロールを演じる三浦宏規さんにインタビュー。開幕直前の段階でなお、彼が試行錯誤を続けるナンバーとは…?

『ジェイミー』遥海インタビュー:“Love always wins"を伝えるために。

実話をもとに、16歳の少年ジェイミーが夢に向かって踏み出す姿を描き、21年の日本初演も好評を博したミュージカル『ジェイミー』が、4年ぶりに上演。今回、ジェイミーの良き理解者であるプリティを新たに演じる遥海さんに、本作への思いや、表現者としてのビ…

『マタ・ハリ』神尾佑インタビュー:時代と国家に翻弄された男女の悲劇に身を投じて

第一次世界大戦下のヨーロッパで、舞姫として一世を風靡するいっぽう、稀代のスパイとも呼ばれたマタ・ハリ。彼女の数奇な半生と愛を描くミュージカルで、マタ・ハリに魅了されるドイツ人将校ヴォン・ビッシングを演じる神尾佑さんにインタビュー。多数の映…

『LAZARUS』観劇レポート:デヴィッド・ボウイが“舞台”に託した、表現者の魂

1960年代から約半世紀にわたって音楽界を牽引し、俳優としても活躍したデヴィッド・ボウイ。彼が共同脚本にエンダ・ウォルシュを迎え、最後に書き上げたミュージカル『LAZARUS』が日本に初上陸。白井晃さんの演出で横浜で開幕した舞台をレポートします。

2024-25『レ・ミゼラブル』観劇レポート:新風吹き込みながら続いてゆく、壮大な“命のリレー”

惜別の声高まるなかで大千穐楽を迎えた2024-25『レ・ミゼラブル』。各地で深い感動を呼び起こした舞台のレポートを、夏に初来日するワールドツアースペクタキュラーの話題とともにお届けします。

音楽座ミュージカルの新星・山西菜音&泉陸インタビュー:『リトルプリンス』2025で“王子”“キツネ”役に抜擢

音楽座ミュージカルの代表作の一つ『リトルプリンス』が、久々に上演。1993年に初演以来人気を博し、22年には東宝によるライセンス上演も行われた名作の最新版で、入団5年目の新星が大役を射止めました。みずみすしさでは誰にも負けない気概で取り組む王子役…

5月28、29日アーカイブ付LIVE配信有『ウェイトレス』2025観劇レポート:“パイ作りの達人”ヒロインが、迷いながらも“自分の生き方”に辿り着くまでをポップに描くミュージカル・コメディ

2007年の同名映画を舞台化し、16年にブロードウェイで開幕。21年の日本初演も好評を博した『ウェイトレス』が待望の再演。5月28,29日にはアーカイブ付LIVE配信が行われる予定のミュージカル・コメディをレポートします。

“溢れる好奇心”と“持ち味を伝える力”で邁進する日々。ブロードウェイで快進撃中の新星:上林龍インタビュー【後編】

現在出演中のブロードウェイ・ミュージカル『Pirates! The Penzance Musical』がトニー賞再演賞にノミネートされ、6月9日(日本時間)の授賞式にもパフォーマンス出演を予定している新星・上林龍さん。インタビュー後半では、快進撃の背景であるその半生や、…