Musical Theater Japan

ミュージカルとそれに携わる人々の魅力を、丁寧に伝えるウェブマガジン

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『CLUB SEVEN another place』観劇レポート:至福の“エンタメ玉手箱”2024年版が開幕

ソング&ダンスに芝居、タップ、ミュージカル、スケッチと多彩な要素を取り入れ、2003年の初演以来、多くのファンを魅了してきたエンターテインメント・ショー『CLUB SEVEN』が、21年目に突入。『CLUB SEVEN another place』のタイトルで開幕した舞台をレポ…

『イン・ザ・ハイツ』2024インタビュー:世界初の女性版“ピラグア屋”役を演じるMARU、グラフィティ・ピート役でミュージカル初挑戦の世界的ダンサーKAITA

9月22日に待望の日本再再演が開幕した『イン・ザ・ハイツ』で、世界で初めて女性としてピラグア屋を演じるMARUさん、グラフィティ・ピート役でミュージカルに初出演の世界的ダンサー、KAITAさん。作品世界で確かな存在感を放つお二人に、開幕直前の某日、手…

『イン・ザ・ハイツ』2024 松下優也インタビュー:作品の“根っこ”を胸に、“人のために生きる”ベニーに再び、挑む

2021年の映画版も記憶に新しい『イン・ザ・ハイツ』の日本初演に、ベニー役で出演した松下優也さんが、10年ぶりに同役に復帰。愛着ある作品に対する真摯な思いから、ご自身の“生き方”、その信条に至るまで、「激深」に語って下さいました。

『イン・ザ・ハイツ』2024 豊原江理佳インタビュー:ラテン・コミュニティで躍動する“ちょっとスナビー”なヴァネッサ

リン=マニュエル・ミランダの出世作で、2021年には映画化もされた『イン・ザ・ハイツ』の再再演が、まもなく開幕。念願叶って今回、主人公ウスナビが憧れる女性ヴァネッサを演じることになった豊原江理佳さんに、作品への熱い思い、そして本作の音楽の魅力…

大ヒット映画をミュージカルに。『プリティ・ウーマン』来日版が開幕

1990年に公開されて世界的な大ヒットとなり、ヒロインを演じたジュリア・ロバーツを一躍スターダムに押し上げた映画が、『キンキーブーツ』のジェリー・ミッチェルの演出・振付でミュージカル化。今回、初の来日公演となった本作をご紹介します。

ストレート・プレイへの誘い:『ロボット』朝夏まなと&渡辺いっけいが語る、一世紀前に書かれた予言的な衝撃作への挑戦

およそ1世紀前に書かれ、「ロボット」という語の語源にもなったチャペックの戯曲を、ノゾエ征爾さんの演出で上演。科学の進歩によって作り出された幸福な世界は、いつしかディストピアに転じてしまい…。心優しいヒロイン、ヘレナを演じる朝夏まなとさんと、…

Reading Musical 『BEASTARS』観劇レポート:獣たちの“彷徨う青春”

その猛々しい外見とは裏腹に、内気な主人公の青春を通して、深いテーマが浮かび上がる漫画『BEASTARS』が、多彩な音楽に彩られたリーディング・ミュージカルとして舞台化。一つの役を「声の表現者」「身体による表現者」の二人で演じるというスタイルが特徴…

『RENT』観劇レポート:“過去も未来も無い、今”を生きる若者群像を、日米合作で描く

プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』にインスピレーションを得て、現代の若者たちの切実な生きざまを描き、世界各地で愛されてきた『RENT』が、日米合作という形で上演。マーク役を26年ぶりに山本耕史さんが演じることでも話題の舞台をレポートします!