Musical Theater Japan

ミュージカルとそれに携わる人々の魅力を、丁寧に伝えるウェブマガジン

ご挨拶

皆さま


この度はMusical Theater Japanをご覧下さり、誠に有難うございます。
近年、世界的にミュージカル映画がブームとなり、日本でもミュージカルへの注目度が高まっていますが、一般的にはまだまだ「ミュージカル=敷居が高いもの」と思われ、劇場に足を運んだことのない方も多いのではないでしょうか。

歌・ダンス・演技が一体となったミュージカルは、「難しいことを易しく」「シンプルなことを深く」伝えうる文化であり、ライブ・エンタテインメントゆえの臨場感、舞台上から放たれるエネルギーも半端ないものです。

そんな魅力溢れるミュージカルが日本社会にさらに浸透してゆくよう、この度、「Musical Theater Japan」を立ち上げました。規模の大小、海外・国内作品にかかわらず、プロの目から見て“面白そう”“注目すべき”と思える題材を選りすぐり、丁寧な取材を通して、それらの魅力を立体的にお伝えしたい、と考えています。

本日は5本の記事でのお目見えとなりましたが、今後「最新舞台情報」「インタビュー」「観劇レポート」「お役立ち情報」を柱とした記事を随時アップし、より舞台芸術を幅広く楽しむ主旨で「ミュージカル俳優が出演するストレート・プレイ(演劇)」にも目を配ります。(ただし、量ではなく質、の媒体を目指しており、その月の上演ミュージカルを「すべて」網羅するのではなく、作品は厳選、じっくり準備をした上で取材、執筆して掲載します。)

また、今回、このウェブマガジンのスタートにあたっては、新進気鋭のプロデューサーである柴田麻衣子さんが、エッセイを連載して下さることになりました。インタビューとは一味異なる形で、作り手の舞台に対する熱い思いを味わっていただけることでしょう。挿絵(&演出家・上田一豪さんによる似顔絵も!)も含め、素敵な文章をお寄せいただけましたこと、編集者として大変嬉しく思っております。

メディアとして、Musical Theater Japanは、「舞台の作り手と観る人を、ゆる~くお繋ぎする存在」でありたいと思っています。(“親しき中にも礼儀あり”ですので、ゆるく、が程よいと思っています)。

そのため将来的には、サイトと連動する形でのイベント開催等、作り手と観る方が交流し、皆でミュージカルの明日を育んで行けるような機会も作っていければと考えておりますが、それもウェブマガジン本体が、或る程度軌道に乗ってからのこと。編集人としてはまずは、良質な記事づくりに邁進します。

これまでお付き合いのありました業界の方々にはこれからも変わらぬお付き合いを伏してお願いすると同時に、ミュージカル制作者・劇団等でまだ結成間もないなど、当方とこれまでご縁の無い方でも、お寄せいただいた情報には必ず目を通しますので、どうぞお気軽に mtjeditor@outlook.com までご連絡下さい。

これからも愚直に「良質」にこだわり、ミュージカルの奥深さと幅広さ、そしてそれに携わる人々の情熱や魅力を多くの方々と共有できればと思っております。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2019年4月1日
千葉某所、山桜を背に
Musical Theater Japan編集人 松島まり乃

 

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今回、クラウドファンディングを通して、このサポーター募集をさせていただいております。ご支援額は500円より、数段階に分け、ご予算に応じてお気軽にご参加いただけるようになっております。よろしければぜひ、こちらをご覧ください。

 

(松島まり乃プロフィール シアタージャーナリスト、旅行作家。慶應義塾大学文学部卒。卒論「Jesus Christ Superstar」では浅利慶太氏、ティム・ライス氏にインタビュー。出版社に入社し、女性ファッション誌を編集。フリーとなり、雑誌、新聞、ウェブ媒体、公演プログラム等に寄稿多数。AllAboutミュージカル・ガイド。シンポジウム等の企画・司会も行い、東京ミュージカルフェスでは第二回以降、「スペシャルトークショー」企画・司会を担当している。旅行作家としての著書に『アイルランド旅と音楽』『アイルランド民話紀行』等。)