盲学校を舞台に「幸福」の真偽を問う、スペインの劇作家アントニオ・ブリオ・バリェホの戯曲が、韓国でミュージカル化。田中麻衣子さんの演出による日本初演をレポートします。
秋田新幹線・角館駅からほど近い「あきた芸術村」を拠点に、多彩な舞台を発信し続ける「わらび座」。手塚治虫さん原作の新作ミュージカル『ジャングル大帝レオ』をロングラン中の劇団を現地に訪ね、主演のお二人にじっくりお話をうかがいました。
寝不足のシングルマザー音楽家が、前世紀の探検家と時空を超えた冒険の旅に出る⁈ 奇想天外なストーリーとユニークな音楽、出演者の芸達者ぶりが絶賛された快作が、海外ミュージカルを映画館で楽しむシリーズ「松竹ブロードウェイ」に登場。本作の生みの親で…
ソング&ダンスに芝居、タップ、ミュージカル、スケッチと多彩な要素を取り入れ、2003年の初演以来、多くのファンを魅了してきたエンターテインメント・ショー『CLUB SEVEN』が、21年目に突入。『CLUB SEVEN another place』のタイトルで開幕した舞台をレポ…
9月22日に待望の日本再再演が開幕した『イン・ザ・ハイツ』で、世界で初めて女性としてピラグア屋を演じるMARUさん、グラフィティ・ピート役でミュージカルに初出演の世界的ダンサー、KAITAさん。作品世界で確かな存在感を放つお二人に、開幕直前の某日、手…
2021年の映画版も記憶に新しい『イン・ザ・ハイツ』の日本初演に、ベニー役で出演した松下優也さんが、10年ぶりに同役に復帰。愛着ある作品に対する真摯な思いから、ご自身の“生き方”、その信条に至るまで、「激深」に語って下さいました。
リン=マニュエル・ミランダの出世作で、2021年には映画化もされた『イン・ザ・ハイツ』の再再演が、まもなく開幕。念願叶って今回、主人公ウスナビが憧れる女性ヴァネッサを演じることになった豊原江理佳さんに、作品への熱い思い、そして本作の音楽の魅力…
1990年に公開されて世界的な大ヒットとなり、ヒロインを演じたジュリア・ロバーツを一躍スターダムに押し上げた映画が、『キンキーブーツ』のジェリー・ミッチェルの演出・振付でミュージカル化。今回、初の来日公演となった本作をご紹介します。
およそ1世紀前に書かれ、「ロボット」という語の語源にもなったチャペックの戯曲を、ノゾエ征爾さんの演出で上演。科学の進歩によって作り出された幸福な世界は、いつしかディストピアに転じてしまい…。心優しいヒロイン、ヘレナを演じる朝夏まなとさんと、…
その猛々しい外見とは裏腹に、内気な主人公の青春を通して、深いテーマが浮かび上がる漫画『BEASTARS』が、多彩な音楽に彩られたリーディング・ミュージカルとして舞台化。一つの役を「声の表現者」「身体による表現者」の二人で演じるというスタイルが特徴…
プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』にインスピレーションを得て、現代の若者たちの切実な生きざまを描き、世界各地で愛されてきた『RENT』が、日米合作という形で上演。マーク役を26年ぶりに山本耕史さんが演じることでも話題の舞台をレポートします!
【親子で観たい!2024夏の舞台】シリーズを締めくくるのは、1981年以来、44年目の上演となる『ピーター・パン』。昨年からの続投で長谷川寧さんが演出・振付をつとめ、山﨑玲奈さんがタイトルロールを演じる2024年の舞台を通して、本作が長く愛されてきた理…
中学の国語の教科書でもお馴染みの『空中ブランコのりのキキ』など、別役実さんの童話数本を再構築した音楽劇がこの夏、誕生。サーカスのわくわく感の中にどこか不思議な空気が漂う作品について、主演の咲妃みゆさん、松岡広大さんにじっくり語っていただき…
子どもを観劇デビューさせたいけれど、大丈夫かな?と不安のある方にお勧めしたいのが、「遊び」「観劇」「ミュージカル体験」が同時に出来るイマーシブ・ミュージカル。渋谷真紀子さんの作・演出でオーストラリアで初演、今夏東京で上演される『PLAYISLAND …
世代を超えて楽しめる作品が多数登場する夏休み。お一人様のみならず、家族での観劇にもお勧めしたい演目を厳選してご紹介します。第一弾は下田昌克さんの人気絵本を舞台化した音楽劇『死んだかいぞく』。8月末まで各地を巡演中です。
20世紀初頭の大都会NYを舞台に、今を生きる女性たちも大いに共感できる「自分探しの物語」として好評を博した、小林香さん演出版『モダン・ミリー』が待望の再演。一部に新キャストを迎えた舞台をレポートします。
2009年のトニー賞10部門を受賞し、日本でも上演の度に好評を博してきたミュージカルが、この夏再再演。主人公ビリーの兄で、ストライキに身を投じて行くトニーをダブルキャストで演じる吉田広大さんに、「兄の心情」をじっくりと語っていただきました。
ミュージカルから能まで幅広いジャンルで活躍する宮本亞門さんが、新解釈で演出し、各地で絶賛されたオペラ『蝶々夫人』が、5年ぶりに東京で上演。作品への思いから世界を舞台に活動する上での信条、舞台に憧れる若い世代へのアドバイスまで、様々なお話をじ…
韓国を代表する二人の芸術家たちに愛され、自身もエッセイや絵画の世界で活躍したキム・ヒャンアンの人生を描く独創的なミュージカルが、日本に上陸。タイトルロールを演じ、訳詞にも挑戦しているソニンさんに、作品の魅力や訳詞の手応えなどをじっくり語っ…
1981年以来、日本の夏休みにワクワクをもたらしてきた『ピーター・パン』。昨年からフック船長/ダーリング氏で続投している小野田龍之介さんに、ファミリーで楽しめつつ、大人もはっとさせる深さを持つ本作の魅力を、たっぷり語っていただきました。
日本でも2022年に開幕し、間もなくロングラン3年目に突入する舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』。7月から新たにハリー役を演じる平方元基さんに、オーディションの思い出や作品観など、じっくりお話いただきました。
アメリカ中西部の小さな町を舞台に、二人の青年が心通わせてゆくさまを丹念に描くミュージカルが、日本に上陸。マシュー・スウィートのメロディアスな楽曲に乗せ、フレッシュなキャストがみずみずしく演じる舞台をレポートします。
アガサ・クリスティの異色の心理ミステリ『春にして君を離れ』を舞台化したミュージカル『SUNDAY』が、3年ぶりに上演。人生も佳境を迎えた世代にとってはある種ホラーとも言えるかもしれない作品を、キャストはどうとらえているでしょうか。親世代代表として…
戦時下の呉で懸命に生きる主人公と周囲の人々を描き、ドラマやアニメーション映画化もされたこうの史代さんの漫画が、アンジェラ・アキさんの音楽でミュージカルに。昆夏美さん、大原櫻子さん(ダブルキャスト)ら実力派のキャストが心をこめて演じる舞台を…
コミック累計8000万部を超える漫画「鋼の錬金術師」の舞台版が、昨年の第一弾公演に続き、8日から第二弾を上演。大きな見どころの一つとなっているのが、リアルかつエキサイティングな“殺陣”です。今回リン・ヤオ役で目の覚めるような動きを見せる本田礼生さ…
宮崎駿監督の“原点”として知られる名作アニメが、身体表現を駆使した演出で人気のインバル・ピントさん演出・振付で初の舞台化。タイトルロールをつとめる加藤清史郎さんに、本作を今、上演する意義や稽古の手応え等を語っていただきました。
劇団キャラメルボックスで上演の度に好評を博してきた『無伴奏ソナタ』が、成井豊さんの脚本・演出・作詞でミュージカル化。この舞台で主人公クリスチャンを演じる平間壮一さんに、“本当の幸福”を問う作品について、表現し続けることへの思いなどを語ってい…
フレンチ・ロック・ミュージカルの金字塔と呼ばれる『ロミオ&ジュリエット』が、3年ぶりに上演。今回、ロミオの幼馴染ベンヴォーリオを演じる石川凌雅さんに、この役との“縁”や作品が訴えるテーマについて、たっぷり語っていただきました。
フランス史上、最も嫌われた王妃だというイザボーとは、どのような人物だったのか。その波乱に満ちた人生を望海風斗さん主演で描く新作オリジナル・ミュージカル『イザボー』をレポートします。
荒木飛呂彦さんの人気漫画が、連載スタートから38年の時を経て舞台化。スケールの大きな“宿命の対決”の物語を、舞台ならではの表現を駆使して描いた『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』をレポートします。