劇団四季に30年余在籍し、多数の作品で活躍。退団後も引っ張りだこの名優・光枝明彦さんが、高橋伊久磨さんが主宰する一茶企画の新作『ホンジツ島のマジックアワー』に、飄々とした発明家役で出演中です。高橋さんの新作に今回、参加を決めた理由とは。作品…
2013年にブロードウェイで開幕し、日本でも3度上演、連日大入り満員となった『キンキーブーツ』が、メインキャストをほぼ一新して帰ってきます。主人公の一人で、ドラァグクイーンのローラと出会い、人生が大きく変わってゆくチャーリーをダブルキャストで演…
原作のウェブ・コミック、TVドラマ版ともに韓国で大ヒットした『ミセン』が、初の舞台化。何のスキルもない主人公の“本気”を見抜き、フェアに導いてゆく課長を演じるのが橋本じゅんさんです。稽古終盤の某日、誕生間近の本作の手応え、俳優として目指す境地…
挫折した青年の再起をかけた奮闘を通して、現代を生きる人々に熱いエールを贈る韓国のウェブ・コミックが、日韓の才能が結集する形で舞台化。2025年の幕開けを飾る本作で主人公を演じる前田公輝さんに、開幕間近の某日、作品への思いや演じる上でのポイント…
1969年に本格的に演劇界デビューして以来、70作近い戯曲を執筆し、戦後日本の演劇を語るうえで欠かせない存在である井上ひさしさんの作品群のうち、音楽劇の2作が、期せずして同時期に上演。本稿では、作家・林芙美子の後半生を大竹しのぶさん、福井晶一さん…
『マタ・ハリ』『フィスト・オブ・ノーススター』等で知られる石丸さち子さんが、長年あたためてきたライト兄弟にまつわる物語を、石丸さん自身の脚本、森大輔さんの音楽で舞台化。実力派キャストが渾身の演技を見せる舞台をレポートします。
ロイド=ウェバーの代表作の一つ『オペラ座の怪人』の結末から10年後を描く『ラブ・ネバー・ダイ』が、6年ぶりに上演。2014年の日本初演からクリスティーヌを演じ続ける平原綾香さんに、本作との出会い、現時点での作品理解や今回の抱負をじっくり語っていた…
『VIOLET』『モダン・ミリー』等で知られる作曲家、ジニーン・テソーリの最新作はオペラ『グラウンデッド』。戦闘機パイロットからドローン操縦士へと転身した女性が苦悩を深めるさまをリアルに描く、衝撃作です。10月のNYメトロポリタン・オペラでの公演を…
2000年の映画『シュリ』配給以来、様々な韓国コンテンツを日本に紹介してきたアミューズ。彼らが現地のクリエイターとタッグを組み、ミュージカルを創り上げるプロジェクトがスタートしました。その第一作で、ソウル、上海で上演後、11月に日本版が上演され…
華やかな舞台の実現には様々なスタッフの支えが不可欠ですが、彼らは日々、どんな作業をしているのでしょうか。年間約600ステージを上演する「わらび座」の小道具を、26年間にわたって一人で作って来た“スーパー小道具さん”こと平野忍さんに、これまでの歩み…
江戸の侠客講談と英国のシェイクスピア劇37作品を掛け合わせ、エネルギッシュな音楽劇にまとめあげた『天保十二年のシェイクスピア』。井上ひさしさんの“野心作”とも言われる本作が、2020年に続き藤田俊太郎さんの演出で上演されます。今回、新キャストとし…
“空を飛ぶ”ということが夢物語でしかなかった時代に、たゆまぬ努力で飛行機を発明したライト兄弟。彼らの波乱に富んだ人生を描く三人ミュージカルで、兄と弟の二役を回替わりで演じる鈴木勝吾さんにインタビュー。彼の本作への思いと俳優としての矜持を、た…
昭和から令和の時代を生き抜いた女性二人を描く、実話に基づく新作ミュージカル『You Know Me~あなたとの旅~』。女性の友情がリアルに描かれた本作について、演出の横山清崇さん、出演の東山光明さん、吉田純也さんに、男性の視点から語っていただきました…
訳詞家、脚本家として活躍する高橋亜子さんが、自身の母の体験をもとに描く、女性二人の友情の物語。優しい気持ちを呼び覚ます新作ミュージカルで主人公の二人を演じる樋口麻美さん、吉沢梨絵さんに、劇団四季時代の思い出から本作の印象、深く共感せずにい…
ニール・サイモンの初期の傑作で、新婚夫婦が迎える最初の危機をふんだんな笑いと共に描く『裸足で散歩』が、2年前に続き、加藤和樹さん主演で上演。“愚かしくも真剣で愛に満ちた人々”の舞台をレポートします。
搾取が横行する世界で“善良”であり続けようとするヒロインを描いたブレヒト劇を、白井晃さんが初演出。ふんだんに音楽を織り交ぜ、葵わかなさん、木村達成さんらがエネルギッシュに演じる舞台をレポートします。
幼馴染のトーマスとアルヴィンは、進学によって離れ離れに。作家として成功したトーマスは、アルヴィンの死を知り、彼に手向ける言葉を探そうとするが…。二人の絆を丹念に描いた人気作が、3年ぶりに日本で上演。新キャストとしてアルヴィンを演じる山崎大輝…
実話に基づく新聞少年たち(ニュージーズ)の物語を、アラン・メンケンの音楽で舞台化し、ブロードウェイで2012年に開幕。2021年の日本版初演も好評を博したミュージカルが、3年ぶりに帰ってきました。主人公ジャックを岩﨑大昇さんが演じる、2024年版の舞台…
友人の訃報をきっかけに蘇る、かけがえのない日々。二人の様々なエピソードを110分で描く二人ミュージカルが、日本で三度目の上演を果たします。今回、新キャストとして登場する二人のうち、トーマス役を演じる小野塚勇人さんへのインタビューをお届けします…
盲学校を舞台に「幸福」の真偽を問う、スペインの劇作家アントニオ・ブリオ・バリェホの戯曲が、韓国でミュージカル化。田中麻衣子さんの演出による日本初演をレポートします。
秋田新幹線・角館駅からほど近い「あきた芸術村」を拠点に、多彩な舞台を発信し続ける「わらび座」。手塚治虫さん原作の新作ミュージカル『ジャングル大帝レオ』をロングラン中の劇団を現地に訪ね、主演のお二人にじっくりお話をうかがいました。
寝不足のシングルマザー音楽家が、前世紀の探検家と時空を超えた冒険の旅に出る⁈ 奇想天外なストーリーとユニークな音楽、出演者の芸達者ぶりが絶賛された快作が、海外ミュージカルを映画館で楽しむシリーズ「松竹ブロードウェイ」に登場。本作の生みの親で…
ソング&ダンスに芝居、タップ、ミュージカル、スケッチと多彩な要素を取り入れ、2003年の初演以来、多くのファンを魅了してきたエンターテインメント・ショー『CLUB SEVEN』が、21年目に突入。『CLUB SEVEN another place』のタイトルで開幕した舞台をレポ…
9月22日に待望の日本再再演が開幕した『イン・ザ・ハイツ』で、世界で初めて女性としてピラグア屋を演じるMARUさん、グラフィティ・ピート役でミュージカルに初出演の世界的ダンサー、KAITAさん。作品世界で確かな存在感を放つお二人に、開幕直前の某日、手…
2021年の映画版も記憶に新しい『イン・ザ・ハイツ』の日本初演に、ベニー役で出演した松下優也さんが、10年ぶりに同役に復帰。愛着ある作品に対する真摯な思いから、ご自身の“生き方”、その信条に至るまで、「激深」に語って下さいました。
リン=マニュエル・ミランダの出世作で、2021年には映画化もされた『イン・ザ・ハイツ』の再再演が、まもなく開幕。念願叶って今回、主人公ウスナビが憧れる女性ヴァネッサを演じることになった豊原江理佳さんに、作品への熱い思い、そして本作の音楽の魅力…
1990年に公開されて世界的な大ヒットとなり、ヒロインを演じたジュリア・ロバーツを一躍スターダムに押し上げた映画が、『キンキーブーツ』のジェリー・ミッチェルの演出・振付でミュージカル化。今回、初の来日公演となった本作をご紹介します。
およそ1世紀前に書かれ、「ロボット」という語の語源にもなったチャペックの戯曲を、ノゾエ征爾さんの演出で上演。科学の進歩によって作り出された幸福な世界は、いつしかディストピアに転じてしまい…。心優しいヒロイン、ヘレナを演じる朝夏まなとさんと、…
その猛々しい外見とは裏腹に、内気な主人公の青春を通して、深いテーマが浮かび上がる漫画『BEASTARS』が、多彩な音楽に彩られたリーディング・ミュージカルとして舞台化。一つの役を「声の表現者」「身体による表現者」の二人で演じるというスタイルが特徴…
プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』にインスピレーションを得て、現代の若者たちの切実な生きざまを描き、世界各地で愛されてきた『RENT』が、日米合作という形で上演。マーク役を26年ぶりに山本耕史さんが演じることでも話題の舞台をレポートします!