Musical Theater Japan

ミュージカルとそれに携わる人々の魅力を、丁寧に伝えるウェブマガジン

2019-01-01から1年間の記事一覧

2019年12月のミュージカルPick Up

気ぜわしい年の瀬、観劇で一息つくのはいかがでしょうか。この時期にぴったりの佳作『A Civil War Christmas』を、原慎一郎さん・麻尋えりかさん・加藤潤一さんへのインタビューを交えてご紹介します!

『フランケンシュタイン』中川晃教インタビュー:一筋の光を信じて

フランケンシュタインの悲劇を「一人二役」という演劇的趣向と壮大な楽曲で描き、17年の日本初演が大きな話題を呼んだ『フランケンシュタイン』が、待望の再演。初演に続いて科学者ビクターを演じる中川晃教さんに、本作を代表する大曲へのアプローチなど、…

『フランケンシュタイン』加藤和樹インタビュー:友情という名の永遠

新春の話題作『フランケンシュタイン』でアンリ/怪物役を演じる加藤和樹さん。壮絶な体験だったという前回の公演を経て得たこの役・作品への深い洞察、そして近年のご活躍など、じっくり語っていただいたロング・インタビューをお届けします!

ダンスへの誘い:遊び心満載、“絵本のような世界”を紡ぐ CAT-A-TACクリスマス公演

ふだんはミュージカルを見慣れた私たちですが、たまには「歌わず、動きですべてを表現する」ダンスも観てみませんか?遊び心いっぱいのノンバーバル・ストーリーダンスで人気のカンパニー、CAT-A-TAC(キャットアタック)をご紹介します!

『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』観劇レポート:コミカルな味わい一層、“人の絆”の物語

クラブ歌手と修道女たちの「ありえない出会い」をA・メンケンの極上の音楽とともに描き、各国で人気を集める『天使にラブ・ソングを』。続投キャストと新キャストが絶妙な化学変化を起こしている日本版最新公演をレポートします!

海宝直人インタビュー『ロカビリー・ジャック』新境地に挑む

もうすぐ開幕『ロカビリー・ジャック』出演の海宝直人さん。海外の大作に続々出演する傍ら、オリジナル作品にも意欲的に取り組む彼が、本作ではこれまでに演じたことのないタイプの役に挑戦。刺激的な現場について、表現者としての「今」について、たっぷり…

柴田麻衣子の連載エッセイ『夢と夢のあいだ』Vol.8“29歳のクリスマス”

新進気鋭のプロデューサー、柴田麻衣子さんの連載エッセイ第8弾は、柴田さんが小学生の頃に強い印象を受けた「あのドラマ」のお話。そのころ眩しく見えた年齢を実際に迎えた時、胸に去来したものとは…⁈

樋口麻美インタビュー『ウェスト・サイド・ストーリー』アニータ役に思いを込めて

“名作中の名作”『ウェスト・サイド・ストーリー』が、360度回転シアターで上演。話題の公演第一弾でアニータ役を演じているのが、劇団四季出身の樋口麻美さんです。12年前に劇団で演じたこの役に、どんな思いで再び取り組んでいらっしゃるか。思いのこもった…

複数の視点、新たな発見を楽しむ:『In This House~最後の夜、最初の朝』観劇を深める会レポート

舞台を鑑賞後、少人数で集まり、プロデューサーを交えて感想を語り合う「観劇を深める会」。Musical Theater Japan初の試みを、この 企画にぴったりの佳作『In This House』上演を機に実施しました。複数の視点で作品を反芻する、豊かなひとときをレポートし…

『ダンス・オブ・ヴァンパイア』観劇レポート:“この世の深い闇“を忘れさせる熱狂のミュージカル

スケール感溢れる音楽と麗しいヴィジュアル、いずれも「濃い」キャラクターたちの活躍が魅力の『ダンス・オブ・ヴァンパイア』。5回目となる日本公演をレポートします!

『In This House』綿引さやか・川原一馬インタビュー:愛しい人、人生に向き合うということ

一軒のファームハウスで出会った2組の男女。彼らが共に過ごした一夜の奇跡を美しい旋律とともに描き出す『In This House』が、待望の再演。4人の出演者のうち、若いカップル役の綿引さやかさん・川原一馬さんにインタビュー。それぞれの人生観を含めて語って…

『ビッグ・フィッシュ』観劇レポート:おかしくも切なく、素晴らしき人生が12人編成で濃密に蘇る

奇想天外なファンタジーと現実が不思議に絡み合ってゆく『ビッグ・フィッシュ』。大劇場から中劇場のシアタークリエに場所を移し、12人編成バージョンでの上演が実現した今回の舞台をレポートします!

愛希れいかインタビュー:新生『ファントム』のヒロインに挑む

“もう一つの『オペラ座の怪人』”として、日本でも度々上演されている『ファントム』。城田優さんによる今回の新演出で、本作のヒロイン、クリスティーヌをダブルキャストで演じるのが愛希れいかさんです。稽古も佳境の某日、その手応えをうかがいました!

70'Sが新鮮に蘇る『サタデー・ナイト・フィーバー』英国公演レポ&リチャード・ウィンザー インタビュー

今年、歳忘れにぴったりの演目がこの『サタデー・ナイト・フィーバー』。70年代NYを舞台に、主人公がダンス・コンペに挑む姿を描く、華麗かつ骨太のミュージカルです。来日に先駆け、英国公演レポ&主演のリチャード・ウィンザーへのインタビューをお届け…

柴田麻衣子の連載エッセイ『夢と夢のあいだ』Vol.7 “工作お母さん”

新進気鋭のプロデューサー、柴田麻衣子さん(TipTap)による連載エッセイ第7弾は、お嬢様のある日の工作にまつわるお話。過去、そして今のご自身につながってゆく素敵なエピソードをお届けします。

2019年11月のミュージカルPick Up

紅葉の楽しみな季節、今回は壮麗にしてコミカルなミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』をご紹介。植原卓也さんに作品の魅力やご自身が演じるヘルベルト役について語っていただきます!

『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト』森公美子インタビュー:極上の音楽と”愛”に満ちたミュージカル

奔放なクラブ歌手と修道女たちがひょんなことから固い絆で結ばれてゆく、笑いと涙の傑作ミュージカル『天使にラブ・ソングを』。初演からヒロインを底抜けに明るく演じる森公美子さんにインタビュー。作品や音楽の魅力、森さんの舞台に対する情熱などたっぷ…

『ハプスブルク展』プレスプレビュー・レポート

『エリザベート』や『マリー・アントワネット』等数々のミュージカルで取り上げられ、私たちにもなじみ深いハプスブルク家。彼らの歴史を、圧倒的なコレクションとともに紹介する展覧会がスタートしました。音声ガイドナレーターを花總まりさんがつとめるこ…

『ラヴズ・レイバーズ・ロスト~恋の骨折り損』観劇レポート:恋愛“絶食”の時代に投げかけられる、“理性と本能”の物語

シェイクスピアの恋愛喜劇をロックミュージカル化した『ラヴズ・レイバーズ・ロスト~恋の骨折り損』が、きら星のごときキャストを迎えて日本上陸。“シェイクスピア度”はいかに?撮りおろし写真とともにレポートします!

2019年10月のミュージカルPick Up

いよいよ巡ってきた“芸術”の秋。今月は映像の利点を生かした華麗なミュージカルの映画館上映「42nd ストリート」をご紹介します!(読者ご招待も)

『ラ・マンチャの男』観劇レポート:今を生きる全ての人に、届けたい舞台

日本初演50周年を迎えた『ラ・マンチャの男』が、いよいよ東京でも開幕。初演から主人公を演じ続ける松本白鸚さん(兼・演出)ほか、瀬奈じゅんさん、上條恒彦さん、駒田一さんらが渾身の演技を見せる「魂のミュージカル」をレポートします!

『FACTORY GIRLS』作詞作曲・クレイトン・アイロンズ、ショーン・マホニー:“国際的プロジェクト”の新たな形

働く女性の権利を求めた工員たちの姿をエネルギッシュに描くミュージカル『FACTORY GIRLS』。日米コラボによって生まれた本作の作詞作曲を担当したクレイトン・アイロンズ、ショーン・マホニーにインタビュー。驚きの創作過程、作家志望の方々へのアドバイス…

『ボクが死んだ日はハレ』作・演出 石丸さち子:ミュージカルの底知れぬ可能性

再起をかけてトリオを組んだ3人の女たち。その一人、ミミの絶不調には、ある「喪失」が関係していた…。初演が好評を博した『ボクが死んだ日はハレ』が、一部新キャストを迎えて再演されます。作・演出の石丸さち子さんに舞台の成り立ち、稽古の手応えやご自…

世界最大の演劇祭への誘い:「エジンバラ・フェスティバル・フリンジ」2019レポート

世界最大の演劇祭として毎夏、英国エジンバラで開かれている「フリンジ」。 1947年に始まり、今では3週間の会期で25万人を動員しています。フェスティバルの楽しみ方と、今年の佳作ミュージカル3本をご紹介します!

『ラヴズ・レイバーズ・ロスト~恋の骨折り損』三浦涼介インタビュー:喜劇を演じるということ

「3年間、恋愛せずに勉学に励む」と誓いを立てた国王と学友たち。彼らの恋の騒動を描くシェイクスピア喜劇をミュージカル化した『ラヴズ・レイバーズ・ロスト~恋の骨折り損』で、騒動の発端となる⁈国王を演じるのが三浦涼介さんです。悲劇の皇太子役を演じ…

柴田麻衣子の連載エッセイ『夢と夢のあいだ』Vol.6“劇団ふたりと割烹夫婦”

TipTapプロデューサー、柴田麻衣子さんの連載エッセイ第六回は、とある「行きつけのお店」のお話。行けば行くほどその良さが感じられる小さなお店に、柴田さんが重ね合わせるものとは?

かけがえのないものに気づかせる『鏡の法則』稽古場レポート&演出・望月龍平さんインタビュー

劇団四季出身の望月龍平さんが主宰し、オリジナル作品に取り組むRYUHEI COMPANYが、代表作の一つ『鏡の法則』をミュージカルとして上演。ミュージカル化がイメージしにくい「自己啓発本」を題材に選んだ理由とは?稽古の様子、また望月さんインタビューをお…

劇団四季の新拠点、JR東日本四季劇場【春】【秋】工事現場レポート

劇団四季の首都圏での活動拠点だった四季劇場【春】【秋】が、JR東日本四季劇場【春】【秋】として来年9月にオープン。竹芝ウォーターフロント開発プロジェクト「WATERS takeshima」の発表会でその概要、【春】のオープニング演目について語られました。実…

来日間近!「ボディガード」英国公演レポート&主演女優インタビュー

サスペンスとラブストーリー、そしてライブ要素が一体となり、多様な楽しみ方ができるミュージカル『ボディガード』。来日直前のカンパニーを英国巡演中のプリマスに訪ねました。主演女優からは読者に向けて歌声入りメッセージも!

村井良大『ラヴズ・レイバーズ・ロスト~恋の骨折り損』でシェイクスピア・ワールドを楽しむ

シェイクスピアの喜劇『恋の骨折り損』をロックミュージカル化し、評判を呼んだ『ラヴズ・レイバーズ・ロスト~恋の骨折り損』がこの秋、日本に上陸。中世ナヴァール王国を舞台に繰り広げられる恋のドタバタを描いたこのドラマで、国王の親友ビローンを演じ…