Musical Theater Japan

ミュージカルとそれに携わる人々の魅力を、丁寧に伝えるウェブマガジン

観劇レポート

『CLUB SEVEN another place Ⅱ』観劇レポート:ふんだんな歌、ダンス、芝居で魅了する「エンタメの宝箱」最新版が開幕

多彩な要素が満載のエンタテインメント・ショーとして、2003年にスタートした『CLUB SEVEN』が、22年目に突入。玉野和紀さんらレジェンド・メンバーと原田優一さん、北翔海莉さん、妃海風さん、そして初参加の内海啓貴さん、蒼木陣さんが全力で魅せる舞台を…

『SPY×FAMILY』(2025)観劇レポート:人気漫画の世界観×ミュージカルならではの「わくわく」

遠藤達哉さんの大人気漫画を舞台化した『SPY×FAMILY』(2023年初演)が、新キャストを迎えて待望の再演。日生劇場での東京公演にさきがけて行われた、川越でのプレビュー公演をレポートします!

『ジャージー・ボーイズ』(2025)観劇レポート:人生の喜び、悲しみをハーモニーに乗せて

アメリカのポップス史に燦然と輝くグループ「フォー・シーズンズ」の光と影を描き、2006年にトニー賞ミュージカル作品賞を受賞したミュージカルが、日本で3年ぶりに上演。Team BLACK、Team YELLOW、Team GREEN、そしてNew Generation Teamの4チームが演じる…

ストレート・プレイへの誘い『アーモンド』観劇ミニ・レポート:感情を持たない少年が問う、“本当の共感”

日韓で累計150万部のベストセラーとなったソン・ウォンピョンの小説を板垣恭一さんの脚本・演出、桑原まこさんの音楽で舞台化し、2022年に初演された『アーモンド』。新キャストによる3年ぶりの再演をレポートします。

『なにわシーサー's』観劇ミニ・レポート:世界初⁈漫才ミュージカルの誕生

川平慈英さんと伊原剛志さんが24年12月に結成した漫才コンビがミュージカルに。お二人の背景を取り入れつつ、ファンタジー要素も含む舞台をレポートします。

7/20迄アーカイブ配信有『二都物語』観劇レポート:激動の時代に差し込む、ヒューマニズムという一筋の光

フランス革命に揺れるパリとロンドンを舞台としたディケンズの名作小説を舞台化したミュージカルが、12年ぶりに日本で上演。井上芳雄さん、浦井健治さんと演出の鵜山仁さんが再びタッグを組む舞台をご紹介します。

『LAZARUS』観劇レポート:デヴィッド・ボウイが“舞台”に託した、表現者の魂

1960年代から約半世紀にわたって音楽界を牽引し、俳優としても活躍したデヴィッド・ボウイ。彼が共同脚本にエンダ・ウォルシュを迎え、最後に書き上げたミュージカル『LAZARUS』が日本に初上陸。白井晃さんの演出で横浜で開幕した舞台をレポートします。

2024-25『レ・ミゼラブル』観劇レポート:新風吹き込みながら続いてゆく、壮大な“命のリレー”

惜別の声高まるなかで大千穐楽を迎えた2024-25『レ・ミゼラブル』。各地で深い感動を呼び起こした舞台のレポートを、夏に初来日するワールドツアースペクタキュラーの話題とともにお届けします。

5月28、29日アーカイブ付LIVE配信有『ウェイトレス』2025観劇レポート:“パイ作りの達人”ヒロインが、迷いながらも“自分の生き方”に辿り着くまでをポップに描くミュージカル・コメディ

2007年の同名映画を舞台化し、16年にブロードウェイで開幕。21年の日本初演も好評を博した『ウェイトレス』が待望の再演。5月28,29日にはアーカイブ付LIVE配信が行われる予定のミュージカル・コメディをレポートします。

『1789』(2025年)観劇レポート:革命の足音迫るパリで燃え上がる恋

2012年パリで世界初演されたロック・ミュージカルの東宝版が、2016年、2018年の上演を経て7年ぶりに登場。キャストを一新して上演中の舞台をレポートします。

舞台「鬼滅の刃」其ノ伍 襲撃 刀鍛冶の里 観劇ミニ・レポート:思いを繋ぐ者たち、それぞれのストーリーと死闘

アニメ版も大ヒットした吾峠呼世晴さんの漫画『鬼滅の刃』。その舞台版の第五弾が上演中です。今回から脚本・演出を元吉庸泰さんが担当する舞台をレポートします。

『イリュージョニスト』(2025フル・バージョン)観劇レポート:全ては幻、この愛以外は。

2021年1月に開幕が予定されながら、コロナ禍の影響でコンサート・バージョンでの上演に変更となった日英合作ミュージカルが、4年の歳月を経てフル・バージョンで上演。海宝直人さんはじめ、21年バージョンと同じ顔ぶれが揃い、満を持して披露された舞台をレ…

『手紙』2025 観劇レポート:いつか、その日は訪れるのか。――重い問いに、真摯に対峙し続けるミュージカル

ある日突然、犯罪加害者の家族となってしまった主人公の心の軌跡を描いてベストセラーとなり、映画化もされた東野圭吾さんの小説を、2016年に舞台化。好評を博して再演を重ねてきたミュージカルが4回目の上演を果たしました。村井良大さん、spiさんらが出演…

『昭和元禄落語心中』観劇レポート:音楽性豊かに描く、落語に生き、愛に生きる者たちのドラマ

雲田はるこさんの長編漫画が、TVドラマ版にも出演した山崎育三郎さんの企画、小池修一郎さんの脚本・演出で舞台化。山崎さん、明日海りおさん、古川雄大さんという、日本のミュージカル界を牽引する3人の共演が実現した新作ミュージカルをレポートします。

『屋根の上のヴァイオリン弾き』2025 観劇レポート:ささやかな日常を懸命に生きる人々への、深い共感

1967年の日本初演以来、50年以上にわたって愛されてきた『屋根の上のヴァイオリン弾き』が、4年ぶりに上演。東京を皮切りに、富山、静岡、愛知、大阪、広島、福岡、宮城、埼玉を巡演中の舞台をレポートします。

『ヒーロー』観劇レポート:誰もが生まれながらに、“自分の人生のヒーロー”

『October Sky』の作者コンビによるミュージカルが、上田一豪さんの翻訳・訳詞・演出で日本に上陸。有澤樟太郎さん演じる、漫画家の夢をあきらめきれない青年の成長をロック・サウンドに乗せて描く舞台をレポートします。

CONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』鑑賞レポート【後編】:帝国劇場という“特別な劇場”への思いを共有するひととき

2月末に一時休館となる帝国劇場で連日、大入り満員を続けている CONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』。【前編】に続き、初日前日に行われた(現・帝国劇場で行われる最後の)ゲネプロの、後半の模様をお届けします。

CONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』鑑賞レポート【前編】:現・帝国劇場ラストを飾る、絢爛豪華なコンサート

建て替えのため今月末をもって一時休館となる帝国劇場。豪華キャストが一堂に会して名曲の数々を披露し、現・帝劇のラストを飾るCONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』のゲネプロをレポートします!

『ミセン』観劇レポート:“可能性は常に、ある”。懸命に生きる人々へのエール

韓国でドラマ化され、社会現象化したウェブ漫画を、日韓のクリエイターたちが舞台化。エリートたちの集う会社に飛び込んだ青年の奮闘を描く『ミセン』ミュージカル版をレポートします。

『天保十二年のシェイクスピア』観劇レポート:日本の演劇の豊かさ、底力を体感できる音楽劇

侠客講談とシェイクスピア劇を掛け合わせるという“途方もない”アイディアを実現した井上ひさしさんの音楽劇が、2020年に続き、藤田俊太郎さんの演出で上演。浦井健治さんはじめ、きら星のようなキャストが火花を散らす舞台をレポートします。

『太鼓たたいて笛ふいて』観劇レポート:戦争に正面から向き合う。作家・林芙美子の覚悟

1969年に本格的に演劇界デビューして以来、70作近い戯曲を執筆し、戦後日本の演劇を語るうえで欠かせない存在である井上ひさしさんの作品群のうち、音楽劇の2作が、期せずして同時期に上演。本稿では、作家・林芙美子の後半生を大竹しのぶさん、福井晶一さん…

『翼の創世記』観劇レポート:蘇る“夢中の日々”の輝き

『マタ・ハリ』『フィスト・オブ・ノーススター』等で知られる石丸さち子さんが、長年あたためてきたライト兄弟にまつわる物語を、石丸さん自身の脚本、森大輔さんの音楽で舞台化。実力派キャストが渾身の演技を見せる舞台をレポートします。

ストレート・プレイへの誘い『裸足で散歩』観劇レポート:“新婚夫婦の最初の危機”をユーモラスに、味わい深く描く

ニール・サイモンの初期の傑作で、新婚夫婦が迎える最初の危機をふんだんな笑いと共に描く『裸足で散歩』が、2年前に続き、加藤和樹さん主演で上演。“愚かしくも真剣で愛に満ちた人々”の舞台をレポートします。

『セツアンの善人』観劇レポート:混沌の世界で“善良さ”は貫けるのか

搾取が横行する世界で“善良”であり続けようとするヒロインを描いたブレヒト劇を、白井晃さんが初演出。ふんだんに音楽を織り交ぜ、葵わかなさん、木村達成さんらがエネルギッシュに演じる舞台をレポートします。

『ニュージーズ』2024観劇レポート:少年たちの“思いの強さ”が、希望をもたらす物語

実話に基づく新聞少年たち(ニュージーズ)の物語を、アラン・メンケンの音楽で舞台化し、ブロードウェイで2012年に開幕。2021年の日本版初演も好評を博したミュージカルが、3年ぶりに帰ってきました。主人公ジャックを岩﨑大昇さんが演じる、2024年版の舞台…

『燃ゆる暗闇にて』観劇レポート:純粋な生徒たちが“幸福に生きる世界”に投じられた炎

盲学校を舞台に「幸福」の真偽を問う、スペインの劇作家アントニオ・ブリオ・バリェホの戯曲が、韓国でミュージカル化。田中麻衣子さんの演出による日本初演をレポートします。

『CLUB SEVEN another place』観劇レポート:至福の“エンタメ玉手箱”2024年版が開幕

ソング&ダンスに芝居、タップ、ミュージカル、スケッチと多彩な要素を取り入れ、2003年の初演以来、多くのファンを魅了してきたエンターテインメント・ショー『CLUB SEVEN』が、21年目に突入。『CLUB SEVEN another place』のタイトルで開幕した舞台をレポ…

大ヒット映画をミュージカルに。『プリティ・ウーマン』来日版が開幕

1990年に公開されて世界的な大ヒットとなり、ヒロインを演じたジュリア・ロバーツを一躍スターダムに押し上げた映画が、『キンキーブーツ』のジェリー・ミッチェルの演出・振付でミュージカル化。今回、初の来日公演となった本作をご紹介します。

Reading Musical 『BEASTARS』観劇レポート:獣たちの“彷徨う青春”

その猛々しい外見とは裏腹に、内気な主人公の青春を通して、深いテーマが浮かび上がる漫画『BEASTARS』が、多彩な音楽に彩られたリーディング・ミュージカルとして舞台化。一つの役を「声の表現者」「身体による表現者」の二人で演じるというスタイルが特徴…

『RENT』観劇レポート:“過去も未来も無い、今”を生きる若者群像を、日米合作で描く

プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』にインスピレーションを得て、現代の若者たちの切実な生きざまを描き、世界各地で愛されてきた『RENT』が、日米合作という形で上演。マーク役を26年ぶりに山本耕史さんが演じることでも話題の舞台をレポートします!