Musical Theater Japan

ミュージカルとそれに携わる人々の魅力を、丁寧に伝えるウェブマガジン

2020-01-01から1年間の記事一覧

自粛期間中に、語りあったこと。上口耕平×宮澤エマ×永野亮比己「MTJオンライン・クロストーク」レポート

日本各地で劇場の扉が閉ざされていた5月、本誌では演じ手と観客がオンラインで緩やかに繋がり、ミュージカル愛を共有する機会として「オンライン・クロストーク」を開催。上口耕平さん、宮澤エマさん、永野亮比己さんをお招きし、ミュージカルの今、そしてこ…

May’n「明日を生きるパワーを、たくさんの方に」:『生きる』を語るvol.2

2018年の『生きる』初演で、主人公に影響を与える”とよ”と、わかりあえない嫁・一枝の二役を日替わりで演じたMay'nさん。自然体の好演に至るまでの学びと試行錯誤の日々、そして再演に寄せる思いを語っていただきました。

山西惇「人生の意味、さらに深く思う機会に」:『生きる』を語る vol.1

黒澤明の名画を舞台化し、18年の初演で大きな話題を呼んだ『生きる』が待望の再演。キャストの方々のインタビューを通して、その魅力を解剖します。第一弾は「助役」を演じる山西惇さん。名優たちを凌駕する“壁”を演じるため、参考にしたものとは?

世界を繋ぐソングサイクル「WeSongCycle」特集vol.3「ふたりのダンス」 出演:綿引さやかインタビュー

いよいよ公開された国際プロジェクト「WeSongCycle」で2曲に参加、その表現力が大いに注目されている綿引さやかさん。本稿ではそのうち瑞々しいデュエット曲「ふたりのダンス」にフォーカス、自身の国際交流経験が生きた役作りや本作に関わっての感慨を語っ…

6か国のクリエイターによるプロジェクト「WeSongCycle」特集vol.2 作詞・宮野つくり、作曲・瓜生明希葉インタビュー

世界各地のミュージカル・クリエイターが「初めての相棒」と組み、あるテーマに沿った楽曲を書く…。協同であり、競作でもあるプロジェクト「WeSongCycle」に、日本代表として参加している宮野つくりさん、瓜生明希葉さん。稀有な機会をどのようにとらえ、創…

世界規模でミュージカルを創る!新プロジェクト「WeSongCycle」特集vol.1 演出・渋谷真紀子、プロデューサー・堂本麻夏に訊く

オンラインで世界6か国のクリエイターたちが、一つのミュージカルを作り上げる…そんなエキサイティングなプロジェクトが、着々と進行中です。8日のプレミア配信を前に、今回の企画理由や実際の手応えを演出家、プロデューサーのお二人にうかがいました。

『Defiled-ディファイルド-』観劇レポート:リアル観劇とVR配信(グラス使用、不使用)、3通りで愉しむサスペンス

「ニューノーマル」における新たな舞台鑑賞法として話題のVRシアター。通常の舞台映像配信とはどこが異なり、専用のグラスはどんな効果をあげるのでしょうか?第一弾として配信中の朗読劇『Defiled-ディファイルド』を3パターン(キャスト3組)で鑑賞、“実際…

『ジャージー・ボーイズ』イン コンサート LIVE配信鑑賞レポート:“素晴らしき人生の時”の物語

一度は上演中止となったミュージカル『ジャージー・ボーイズ』が、コンサート版という形で復活。今回は劇場でもライブ配信(一部公演のみ)でも鑑賞できますが、ここでは自宅で楽しめるライブ配信の模様をレポートします!

『チェーザレ 破壊の創造者』の世界観を披露、「中川晃教コンサート2020」初日レポート

都の休業要請解除を受け、明治座も再始動。第一弾として、4月に中止となった『チェーザレ 破壊の創造者』の主演、中川晃教さんのコンサートが開催されました。『チェーザレ~』の楽曲も多数登場し、作品の世界観を伝えた公演初日の模様をレポートします!

「TOHO MUSICAL LAB.」観劇レポート:瑞々しい新作2本が拓く、東宝ミュージカルの新たな地平

3月下旬に公演中止を余儀なくされた東宝のミュージカルがいよいよ、再始動。第一弾としてライブ映像配信された「TOHO MUSICAL LAB.(東宝ミュージカルラボ)」(『CALL』『Happily Ever After』)の模様をレポートします!

リーディング・ドラマ(朗読劇)への誘い:猪塚健太、章平、鈴木勝秀が語る『Defiled-ディファイルド-』

今後、世界的に上演機会が増えていくとみられるリーディング・ドラマ(朗読劇)。ミュージカルとは対極ともいえる、このシンプルな表現形態には、どんな魅力が秘められているでしょうか。VR映像配信もされる『Defiled-ディファイルド』を稽古中の猪塚健太さ…

『夜明けを待ちながら』上田一豪インタビュー:声なき声に心を寄せて

少しずつ再始動している演劇界。葛藤の末に月末の新作『夜明けを待ちながら』上演を決めた上田一豪さんに、自粛期間中のこと、本作執筆の意図、演劇界の今後など、じっくり伺いました。

体験取材:ミュージカル俳優に学ぶフィットネス

コロナウイルス禍によって劇場がクローズされる中、ミュージカル界とのもう一つの関り方として注目されているのが「業界人から学ぶ専門技能」です。例えば俳優が行うフィットネスのオンライン・レッスンはどんなもので、受講にはどんな意味があるでしょうか…

「BE FIT with Musical Actors and Actresses ~ミュージカル俳優とエクササイズ!」開催レポート

緊急事態宣言が解除になったとはいえ、自粛期間中の運動不足がたたり、体が重い、固まってしまった、だるい…という方も多いのではないでしょうか。“いつか劇場で観劇する”日は、心身ともに健康で迎えたいもの。MTJでは藤岡正明さんをはじめとする8名のミュー…

『アナスタシア』観劇レポート:それぞれに“生き抜く”、愛すべき人々

歴史のIfをベースに、記憶を失ったヒロインの自分探しの旅を描くブロードウェイ・ミュージカルが、日本人キャストで上演。美しいヴィジュアルも相まって大きな話題となるも、コロナウイルス禍によって全日程上演が叶わなかった舞台の模様を、再演の実現を心…

オンライン版”観劇を深める会”『ツクリバナシ』レポート

一つの作品を作り手を交えてじっくり語りあうイベント「観劇を深める会」が、現在配信中の『ツクリバナシ』をテーマに、永野拓也さん・遠山裕介さん・和田清香さんの出演で開催。楽しくも濃厚なお話満載の当日の模様をレポートします!

「ミュージカルの社会的意義」第五回東京ミュージカルフェス・トークショーレポート

例年ミュージカルの日(3月26日)前後に行われている「東京ミュージカルフェス・トークショー」。2020年の第五回は、コロナウイルス禍の発生により、オンラインイベントとして開催されました。豪華な顔ぶれによるトークが話題を呼び、日本各地から多くの方々…

内海啓貴出演、オンライン版”観劇を深める会“『いつか~one fine day』レポート

【内海啓貴さん出演決定!】リアルな観劇が出来ない今、様々な舞台映像配信が実施されていますが、そんな鑑賞体験をさらに深める「オンライン版・観劇を深める会」が、『いつか~one fine day』を巡って開催されます。イベントの趣旨・日時等をご覧になり、ぜ…

自宅でミュージカル!“今、観られる”配信中のお勧め舞台

日本各地で生の舞台が観られない事態が本格化していますが、一方では様々な舞台映像配信スタートのニュースも。その中から特におすすめ出来るプロジェクト、作品をご紹介します!

『ミス・サイゴン』上野哲也インタビュー:“懸命に生きる人々”を襲う不条理

ベトナム戦争末期に出会った男女の悲劇を描く『ミス・サイゴン』でジョン役を演じる上野哲也さん。前回、前々回公演で演じたクリス役の思い出、今回新たに見えてきたものなど、たっぷりお話いただきます!

『チェーザレ』岡幸二郎インタビュー:骨太の人間ドラマを華やかに、輝かしく

数々の舞台で唯一無二の存在感を放ってこられた岡幸二郎さん。最新作の『チェーザレ』では、“ただの悪人ではない”難敵を、深い洞察をもとに作り上げていらっしゃる模様です。俳優としての矜持、その原点のエピソードまで、じっくり語っていただきました。

『チェーザレ』宮尾俊太郎インタビュー:男たちの生きざまが交錯する“神聖”な史劇

ルネサンス華やかなりしイタリアを舞台に、理想の世界を夢見た軍人、チェーザレの若き日々を描く歴史漫画が舞台化。中川晃教さん演じる主人公の腹心ミゲルを演じるのが、バレエ・ダンサーの宮尾俊太郎さんです。卓越したダンス・テクニックを封印して(⁈)今…

柴田麻衣子の連載エッセイ『夢と夢のあいだ』Vol.10“となりの神田川”

新進気鋭のプロデューサー、柴田麻衣子さんの連載エッセイ第10話をお届けします。上京してから15年、ずっと神田川の近くに住んでいるという柴田さん。見慣れた風景を通して彼女が今、思う事とは…?

2020年3月のミュージカルPick Up

多くの舞台が中止・延期を余儀なくされている昨今ですが、微かな希望を以て上演予定の作品もあります。その中から、ここでは『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、そして来月初旬に無料配信されるミュージカル・ライブの情報をお届けします!

演出家に訊く『ボディガード』日本版の見どころ

大スターとボディガードの恋を描くロマンティックなサスペンス映画を舞台化、個性の異なる柚希礼音さん、新妻聖子さんがヒロインをダブルキャストで演じることでも話題の『ボディガード』。演出のジョシュア・ベルガッセに、日本版ではどんなプランを抱いて…

作品を“反芻する”愉しみ~『Hundred Days』「観劇を深める会」レポート

実在する男女の愛の軌跡を描くロックミュージカル『Hundred Days』を鑑賞し、プロデューサーを囲んで感想を語りあう「観劇を深める会」が先月、開催。ミステリアスな本作を参加者の方々はどうとらえたでしょうか、和やかにして濃密なひとときの模様をレポー…

麻実れい、22年ぶりのミュージカル《輝きの人インタビューvol.3》

宝塚歌劇団トップスターを経て、長くストレート・プレイで活躍していた麻実れいさんが、『アナスタシア』で22年ぶりにミュージカルに帰ってきます。出演を決めた理由から来年50周年という芸歴、“演じるということの喜び”まで、たっぷりお話下さいました!

『アナスタシア』木下晴香インタビュー:“私”を探して光の世界へ

同名のアニメ映画をベースとして、記憶をなくしたヒロインが強い意志を持って“自分探し”の旅に出る様を描いた『アナスタシア』の日本初演キャストに迫るシリーズ第三弾は、アーニャ役の木下晴香さん。稽古でより鮮やかに見えてきた本作の魅力をたっぷり語っ…

『ウエスト・サイド・ストーリー』永野亮比己インタビュー:“不良”少年たちに救いはあるのか

ロングランを続ける『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2で、ジェッツの副官アクションを演じ、卓越したダンスと骨太の演技を見せている永野亮比己さん。2幕では彼らが不良少年とならざるをえなかった事情を自虐的に歌い上げていますが、本作の悲劇の発…

『ウエスト・サイド・ストーリー』廣瀬友祐インタビュー:愛する者を守るために

ミュージカルの代名詞とも言われる名作『ウェスト・サイド・ストーリー』が、360度回転劇場でロングラン中。そのSeason2でベルナルドを(wキャストで)演じている廣瀬友祐さんにインタビュー。あの有名な振付の意味など、目から鱗のエピソードをうかがいまし…