Musical Theater Japan

ミュージカルとそれに携わる人々の魅力を、丁寧に伝えるウェブマガジン

『SERI~ひとつのいのち~』和田琢磨インタビュー:命のエネルギー溢れる作品に“幸せ”を感じて

障がいを持つ子を授かった一家の実話をもとに、“共感し、共存する”社会に向けたオリジナル・ミュージカルがまもなく開幕。本作で父・丈晴を演じるのが25次元舞台等で活躍する和田琢磨さんです。父親を演じる境地やこれまでの歩み等、幅広く語っていただきま…

『SERI~ひとつのいのち~』山口乃々華インタビュー:“生きている”という本能の歓喜、身体表現に込めて

目が見えず、話すこともできない少女とその家族の実話を舞台化。間もなく開幕する『SERI~ひとつのいのち』でタイトルロールを演じるのが、E-girlsで活躍後、女優活動を本格化させた山口乃々華さんです。障がいを持つ少女の実態と魂を、身体表現を駆使しなが…

『東京ラブストーリー』高島礼子インタビュー:働く女性の生きざま、次世代に伝える上司役をしなやかに

バブル期から2018年に設定を変え、新たに誕生するミュージカル版『東京ラブストーリー』。本作で主人公たちの上司を演じるのが、日本を代表する女優の一人、高島礼子さんです。今回が初ミュージカルだという高島さんの感じるミュージカルの楽しさ、リアルタ…

『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』上川一哉インタビュー:体中の血をラテンに染めて

『ユタと不思議な仲間たち』『リトル・マーメイド』等、数々の演目で主要な役をつとめていた上川一哉さんが、劇団四季退団第一作目のミュージカルとして『フィスト・オブ・ノーススター』に出演。自由奔放な拳士ジュウザ役にどうアプローチしているか、今後…

『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』三浦涼介インタビュー:闇を切り裂くこと水鳥の如く

昨年の世界初演が大きな話題を呼んだオリジナル・ミュージカルが、一部に新キャストを迎えて再演。今回、1幕で主人公ケンシロウの仲間となってゆく拳士で、心に哀しみを抱え、復讐の鬼と化しているレイを演じるのが三浦涼介さんです。初演を観て感動し、思い…

『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』小西遼生インタビュー:哀しみの拳を振り上げる時

昨年の初演が大きな話題を呼んだオリジナル・ミュージカルが、一部に新キャストを迎えて早くも再演。今回、新たに主人公ケンシロウの兄トキを演じるのが、小西遼生さんです。核爆発後の世界に生きる“哀しみのヒーロー”への思いを、たっぷり語っていただきま…

舞台『鬼滅の刃』―其ノ参 無限夢列車― 観劇ミニ・レポート:血沸き肉躍る激闘、舞台ならではの表現で描く

日本のみならず世界的な大ヒットとなった映画版の記憶も新しい『鬼滅の刃』無限列車編が、20年に始まった舞台『鬼滅の刃』シリーズの第三弾として登場(10月にはライブ配信も予定)。矢崎広さん、内藤大希さんらミュージカルでお馴染みの方々も出演し、舞台…

『モダン・ミリー』観劇レポート:“夢見ることを恐れない”ヒロインの恋と奮闘

1920年代のNYを舞台に、夢に向かって突き進むヒロインの恋と奮闘を描いた傑作ミュージカルが、朝夏まなとさん主演で上演。2年前の公演中止を乗り越えてついに実現した舞台をレポートします!

渋谷真紀子の連載エッセイ『大夢想展』Vol.4「オーストラリア 創作ミュージカル・プログラムでの収穫」

新進気鋭の演出家・渋谷真紀子さんの連載エッセイ、今回はオーストラリアで渋谷さんが参加した、創作ミュージカル・プログラムのお話です。ブロードウェイとはひと味異なる環境下で、普遍性と独自性を兼ね備えた作品を創るためには…? 貴重な体験で得た気づ…

『The Dream Co-Star』雅原慶インタビュー:“背景が見えてくるような歌”を目指して

歌にダンス、笑いにショート・ミュージカルと様々な要素が繰り出す玉野和紀さん構成・演出のショー『Dream』シリーズ第三弾が開幕。多彩なキャストの中でも迫力の歌声で客席を沸かせている雅原慶さんに、このシリーズの楽しさ、これまでの道のりなど幅広くお…

『The Dream Co-Star』岡田奈々インタビュー:“ここでしか観られないショー”に、現役アイドルの華を加えて

玉野和紀さん構成・演出のショー『Dream』シリーズ第三弾が、間もなく開幕。今回の多彩なキャストの中でも注目を集めるのが、今春『弥生、三月』でミュージカル・デビューを果たしたAKB48の岡田奈々さんです。初ミュージカルの思い出から今回の稽古の手応え…

未来和樹・𠮷岡花絵・木村咲哉・川口調/元ビリーたち&元アニーが語る“僕らの今、そして未来”:新星FILE vol.2

『ビリー・エリオット』日本初演でビリーを演じた未来和樹さんが、俳優活動を再開。自ら企画し、構成・演出・振付も担うライブの第三弾を、『アニー』出身の𠮷岡花絵さん、『ビリー~』出身の木村咲哉さん、川口調さんをゲストに迎えて開催します。子役から…

『東京ラブストーリー』柿澤勇人・笹本玲奈インタビュー:ミュージカルで描く、“恋すること”の素敵さ

オリジナル・ミュージカルに精力的に取り組むホリプロが、かつてTVドラマ化され社会現象となった漫画『東京ラブストーリー』の舞台化を発表。注目の2組のキャストのうち、「空」キャストのカンチ役・柿澤勇人さん、リカ役・笹本玲奈さんに、今、この作品を演…

『8人の女たち』観劇ミニ・レポート:華麗なる“女たちの虚々実々”

フランスの劇作家ロベール・トマの代表作で、上演の度に女優たちの競演が話題となる『8人の女たち』が、宝塚トップスター、トップ娘役経験者たちという極めつけの豪華キャストで上演。撮りおろし写真とともに、華やかさこの上ない舞台をレポートします。

『コーラスライン』来日公演観劇レポート:オーディションを舞台に描く“誰もが特別な一人”

ダンサーたちのリアルな声を集めてミュージカル化し、1975年の初演以来世界各国で愛されている名作『コーラスライン』が、4年ぶりに来日公演を実施。初演でコニーを演じ、現在は演出・再構成を担うバーヨーク・リーが率いるカンパニーの舞台をレポートします…

音楽劇『スラムドッグ$ミリオネア』観劇レポート:“勇気のコイン”を届ける舞台

スラム育ちの少年が過酷な運命に挑む様を描き、2008年の映画版も大ヒットしたベストセラー小説が、台本・作詞・演出に瀬戸山美咲さん、キャストに屋良朝幸さん、川平慈英さんらを迎えて舞台化。6人のクリエイターによるカラフルな楽曲で彩られた音楽劇をレポ…

音楽劇『刻』観劇レポート:緊迫のドラマ、画期的な“変動価格制”を導入して上演

西森英行さんの戯曲『刻』が、『SMOKE』等で知られるHUH, SOOHYUN(ホ・スヒョン)さんの楽曲に彩られ、音楽劇として上演。行方不明の娘を探す夫妻が真実に辿りつくさまをスリリングに、エモーショナルに描く舞台を、画期的な「変動価格制」の話題とともにレ…

『ミス・サイゴン』チョ・サンウン インタビュー:クリスにとっての“運命の瞬間”

ベトナム戦争末期に出会った男女の悲劇を通して、戦争の不条理を問う大作ミュージカル『ミス・サイゴン』が、2020年の公演中止を乗り越え、待望の再演中。クリス役の一人で、ロンドン版ではトゥイを演じたチョ・サンウンさんに、新たな視線でとらえた本作の…

『ガイズ&ドールズ』観劇レポート:素晴らしき哉人生、そしてミュージカル

1930年代のNYを舞台に、2組の男女の恋の行方を描く名作ミュージカル(1950年ブロードウェイ初演)が、マイケル・アーデンの新演出で上演。井上芳雄さんはじめ豪華キャストが生き生きと魅せた舞台をレポートします!

『ラ・ラ・ランド』ジャスティン・ハーウィッツ インタビュー:ミュージカル映画を作曲する歓び

夢追う男女の恋を描いたロマンティック・ミュージカル映画の傑作『ラ・ラ・ランド』を、生オーケストラとともに上映するイベントが日本に上陸。今回自ら指揮棒を振る作曲家ジャスティン・ハーウィッツに、音楽的背景やミュージカル映画の作曲で大切にしてい…

『春のめざめ』瀧澤翼・東間一貴インタビュー:“少年モーリッツ”が訴えかけるもの

19世紀末のドイツの少年少女の思春期を描くロック・ミュージカルが、新演出で久々に日本で上演。本作のキーパーソン的存在で、「落ちこぼれ」として居場所を失ってゆく少年モーリッツをダブルキャストで演じる瀧澤翼さん・東間一貴さんに、作品や役に対する…

『人間になりたがった猫』森田一輝インタビュー:大人にも観てほしい、心洗われるミュージカル

劇団四季のファミリー・ミュージカルの中でも上演回数ナンバーワンを誇る人気作『人間になりたがった猫』が、6年ぶりに上演。二日間だけ人間の姿に変えられた猫のライオネル役候補、森田一輝さんに、本作への思い入れ、作品の様々な魅力、稽古の様子など、た…

『ミス・サイゴン』東山義久インタビュー:“僕のエンジニア”を追い求めて

ベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、少女キムと米兵クリスの愛と運命を描く大作『ミス・サイゴン』が、6年ぶりに日本で上演。キムの働く店の主で、渡米を夢見るフランス系ベトナム人・エンジニア役の一人、東山義久さんに、大役に取り組む日々を語っていた…

音楽劇『クラウディア』甲斐翔真インタビュー:人間の美しさ、可能性を伝えたい

壮大な物語とサザンオールスターズの楽曲、山本寛斎さんによる大胆な衣裳が話題を呼び、12万人を動員した『クラウディア』が、18年ぶりに復活。ダブルキャストで主人公を演じる甲斐翔真さんに、演者から見た本作のポイント、伝えたいメッセージをうかがいま…

音楽劇『クラウディア』田村芽実インタビュー:演劇の力を信じ、わが身を捧げて

地球ゴージャスの伝説的な人気作『クラウディア』が、実に18年ぶりに復活。愛を禁じられ、戦いに明け暮れる人々を描く物語でタイトルロールを(ダブルキャストで)演じているのが、近年目覚ましい活躍を見せている田村芽実さんです。表現者としても非常に意…

『弥生、三月-君を愛した三十年‐』観劇レポート:丁寧に、“三十余年間の絆”を描く珠玉の舞台

2020年に公開された同名映画が、菅野こうめいさんの脚本・作詞・演出でミュージカルに。30年以上にわたる一組の男女の絆の物語が、林翔太さん、田村芽実さんら四人のキャストと二人のダンサー、そして一台のピアノによって丁寧に描かれます。少人数編成なら…

氷川きよし特別公演「ケイト・シモンの舞踏会」観劇ミニ・レポート:革命前夜のフランスへ、華麗&大らかにタイムワープ

座長公演で様々な時代劇を演じてきた氷川きよしさんが、今年は革命前夜のフランスにタイムワープ。共演には宝塚時代に『ベルサイユのばら』でオスカル、アンドレを演じた彩輝なおさんのお名前が。何かが起こりそうな予感(⁈)に満ちた舞台をレポートします。

音楽劇『クラウディア』新原泰佑インタビュー:ミュージカル界の新星が挑む“龍の子”

岸谷五朗さんと寺脇康文さんが主宰する演劇ユニット「地球ゴージャス」の代表作の一つ『クラウディア』が、18年ぶりに再演。人々が戦いに明け暮れる世界で「戦を鎮める」存在、“龍の子”を演じるのが新原泰佑さんです。ダンス力を武器にミュージカルで活躍を…

渋谷真紀子の連載エッセイ『大夢想展』Vol.3「大きな愛が詰まったオージーミュージカル」

新進気鋭の演出家・渋谷真紀子さんのエッセイ第三弾は、渋谷さんが現在ベースとされているオーストラリアのミュージカルについて。現在日本ではオージーミュージカルの代表格『The Boy From Oz』が上演されていますが、オーストラリア産のミュージカルにはど…

『モダン・ミリー』朝夏まなとインタビュー:“生”を実感できる舞台、一つ一つを大切に

宝塚を退団後も多彩な役柄を演じ分け、快進撃を続ける朝夏まなとさんが、ミュージカル・コメディの傑作『モダン・ミリー』に主演。夢に向かって突き進むミリー役をどのようにとらえているか、コメディを演じる極意も交え、楽しくお話いただきました。