Musical Theater Japan

ミュージカルとそれに携わる人々の魅力を、丁寧に伝えるウェブマガジン

2023-01-01から1年間の記事一覧

『シュレック・ザ・ミュージカル』spiインタビュー:シンプルに届けたい、“自己肯定”のメッセージ

昨夏のトライアウト公演が幅広い世代に愛された『シュレック・ザ・ミュージカル』が、ついにフルバージョンとなって登場。前回に続いて主人公シュレックを演じるspiさんに、本作の魅力や今回の抱負、また近年のご活躍等についてうかがいました。

『ファントム』城田優インタビュー:“最高峰からの眺め”を求めて

演出と主演という「二刀流」を成し遂げた『ファントム』前回公演から4年、今回はそれらに加えて恋敵役も、と「三刀流」に挑む城田優さん。今回は彼の演出に対するこだわりにフォーカスし、城田さんが目指す決定版『ファントム』像についてうかがいます!

ストレート・プレイへの誘い:三浦涼介、ギリシャ悲劇『オイディプス王』に“裸の感覚”で臨む

古代ギリシャで誕生以来、世界各地で繰り返し上演されてきた悲劇『オイディプス王』が、石丸さち子さん(演出)×三浦涼介さん(主演)のタッグで7月に上演。スケール感と丹念な人物描写に定評ある石丸さんのもと、「現存する世界最古の悲劇」の一つに取り組…

『RENT』2023観劇レポート:引き裂かれた時代に、私たちはどう生きるのか

プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』をベースに、J・ラーソンが現代のNYに生きる若者たちを描いた『RENT』が、3年ぶりにシアタークリエで上演。2020年公演はコロナ禍によって一部中止を余儀なくされただけに、まさに“待ち望まれた”舞台をレポートします。

『ファントム』saraインタビュー  “舞台を通して手を繋ぐ”役者を目指して:新星FILE vol.4

“もう一つの『オペラ座の怪人』譚”として日本でも人気の『ファントム』が、4年ぶりに上演。クリスティーヌ役に抜擢された新星のsaraさんに、オーディションの思い出や描きたい人物像、これまでの道のりをうかがいました。

『ジキル&ハイド』真彩希帆インタビュー:“今この時”、ルーシー役に真剣勝負で挑む

ヴィクトリア朝のロンドンを舞台に、人間の善と悪をスリリングに描きだすミュージカルが、一部に新キャストを迎えて上演。主人公にインスピレーションを与えるルーシーを新たに演じる真彩希帆さんに、大役に向き合う心境をうかがいました。

『アニー』マルシア&笠松はるインタビュー:皆の気持ちが一つになる、幸せな舞台へ

21年、22年はコロナ禍の影響下、1幕もののスペシャル・バージョンで上演されていた『アニー』が、遂にフル・バージョンで上演!この2年間、ハニガン役とグレース役として火花散る応酬を見せていたマルシアさん、笠松はるさんに、“バトル”の心持やフル・バー…

『太平洋序曲』脚本家ジョン・ワイドマン インタビュー:半世紀前、そして今も“日本という国”に惹かれる理由

黒船の来航によって大きな変化を遂げて行く日本を描いた『太平洋序曲』の作者、ジョン・ワイドマン氏が、久々の日本上演を機に来日。舞台の鑑賞翌日、興奮冷めやらぬ中で創作や舞台化のエピソード、ディテールに込められた意図などを、じっくり語っていただ…

『ジェーン・エア』観劇レポート:誠実に生き、愛し、赦すこと。

C・ブロンテの小説をジョン・ケアード、ポール・ゴードンが舞台化し、日本では2009年に初演されたミュージカルが久々に上演。上白石萌音さん、屋比久知奈さん、井上芳雄さんらが演じる新たな『ジェーン・エア』をレポートします。

『キングアーサー』観劇レポート:スケール感豊かに描く“運命との対峙”

【3月下旬~オンライン配信有】古くから語り継がれるアーサー王伝説を、『1789ーバスティーユの恋人たち』等で知られるドーヴ・アチアが2015年に舞台化したロックミュージカルが、男女キャストで日本に上陸。視覚、聴覚、そしてエモーションの3方向から観客…

『マチルダ』大塚千弘インタビュー:「自分の個性を分かってくれる人はどこかにいる。未来はきっと切り拓ける」と信じられるミュージカル

ロアルド・ダールの人気児童文学を原作として舞台化されたミュージカルが、遂に日本に上陸。主人公マチルダの不幸の原点⁈こと、“毒親”ミセス・ワームウッドを演じる大塚千弘さんに、初めて本作を読んだ小学生当時と今との作品観の違い、ミセス・ワームウッド…

『マチルダ』嘉村咲良・熊野みのり・寺田美蘭・三上野乃花インタビュー:本が大好きで“ちょっと特別”な女の子の活躍をお楽しみに!

理不尽な大人たちに立ち向かう5歳の少女を描き、各国で大ヒット中のミュージカルが間もなく、日本でも開幕。1000人以上が参加したオーディションで選ばれた4人に、マチルダを演じたかった理由や稽古の手応え、お勧めの見どころなど、のびのびと語っていただ…

『ジキル&ハイド』栗原英雄インタビュー:善悪渦巻く社会で生き抜く彼は白か黒か、それとも。

実験によって二重人格となってしまう科学者を描くミュージカルが、待望の再演。主人公の義理の父となるダンヴァース卿役の栗原英雄さんに、作品に取り組む心境や気心の知れた仲間たちとの共演、ミュージカルへの思いなどお話いただきました。

『太平洋序曲』海宝直人インタビュー:数学のような美しさ秘めた音楽に身を委ね、“現代日本の起点”に思いを馳せて

日本の開国を描いたソンドハイムの野心作が、マシュー・ホワイトの新演出で上演。ひょんなことから外国との折衝を担うことになる下級武士・香山をダブルキャストで演じる海宝直人さんに、ソンドハイム音楽について思うこと、作品が投げかけるものなど、様々…

『ノートルダムの鐘』野中万寿夫インタビュー:カジモドを育てる気持ちには、一点の曇りも無かった

ヴィクトル・ユゴーの『ノートルダム・ド・パリ』を原作として、中世の人間ドラマを鮮やかに描き出した『ノートルダムの鐘』が、京都で上演中。2016年の日本初演以来、大助祭フロローを骨太に演じ続けている野中万寿夫さんに、複雑な感情渦巻く難役を演じる…

『ビリー・ホリデイ物語』A・マクドナルドの絶唱を、映画館で。

こだわりのアングルで収録された英米のよりすぐりの舞台を、映画館で上映するシリーズ「松竹ブロードウェイシネマ」。3月10日からは、20世紀を代表するジャズ・シンガーの一人、ビリー・ホリデイの晩年のライブを描く『ビリー・ホリデイ物語』が上映されます…

『ジョン マイ ラブ』横内謙介×深沢桂子:愛媛にミュージカル熱を根付かせた“坊っちゃん劇場”の魅力を語る

2006年の創設以来、オリジナルミュージカルを年に1本ずつロングランしてきた愛媛県の「坊っちゃん劇場」が、第十六作『ジョン マイ ラブ』を上演中。1月に4日間限定で行われた本作の東京公演を機に、作・演出の横内謙介さん、音楽監督・作曲の深沢桂子さんに…

『太平洋序曲』松下優也インタビュー:真実を問いかける、カメレオンのような存在としての“狂言回し”

開国に揺れる日本を描いたソンドハイムの野心作『太平洋序曲』が、英国人演出家マシュー・ホワイトの新演出で登場。ことの顛末を語る「狂言回し」役をダブルキャストで演じる松下優也さんに、英米日と様々な視点が重なる今回の『太平洋序曲』の面白さと抱負…

『MEAN GIRLS』ブロードウェイ初演キャスト・高橋リーザインタビュー:ゼロ幕から工夫重ねた、愛おしい舞台の思い出

アメリカの高校を舞台に、ヒロインと同級生たちそれぞれの成長を生き生きと描き、2018年トニー賞で12部門にノミネートされた『ミーンガールズ』が日本に上陸。今回の舞台で「翻訳協力」をつとめているのが、ブロードウェイ初演にソフィー・カワチ役で出演し…

市村正親、“素敵な50周年”にひらく、10回目の『市村座』《輝きの人 インタビューvol.4》

日本のミュージカル界を牽引してきた市村正親さんが今年、役者生活50周年を迎えるのを記念し、5年ぶりに『市村座』を上演。口上に一人芝居にメドレーに…と毎回、趣向を凝らして上演してきた舞台への思いや、出世作、日本のミュージカルに感じることなど、様…

『SPY×FAMILY』木内健人インタビュー:“ひねくれた陽キャラ”に、自分らしさを交えて

凄腕のスパイと殺し屋、そして超能力の持ち主が、互いに素顔を隠してかりそめの家族を築く…。現在も連載中で、TVアニメ版も大人気の『SPY×FAMILY』がミュージカル化され、帝国劇場で上演されます。本作でコミック・リリーフ的な情報屋フランキーを演じる木内…

UNIT-mask「life goes on vol.3」永野亮比己・鎌田真梨インタビュー:“自分を解放する機会”としてのダンス劇

ベジャールに学び、Noismや劇団四季で活躍、最近は『東京ラブストーリー』等にも出演しているダンサー、俳優の永野亮比己さんが、マシュー・ボーンの秘蔵っ子として活躍されたスーパー・ダンサー、鎌田真梨さんと自身のユニット最新作で共演。作品の構想や稽…

『バンズ・ヴィジット』矢崎広インタビュー:それぞれに小さな一歩を踏み出せる、ハートフルな舞台

2018年のトニー賞で10部門を受賞した『バンズ・ヴィジット』が、森新太郎さんの演出で日本に上陸。ひょんなことから異国の音楽隊を迎え入れることになるイツィック役・矢崎広さんに、異文化衝突コメディの面白さや、『鬼滅の刃』で演じた“煉獄さん”からは程…

『ファースト・デート』観劇レポート:“現実と妄想のマリアージュ”が楽しい、小粋な“婚活”ミュージカル

アメリカではポピュラーだという「ブラインド・デート」をモチーフとしたミュージカル・コメディ『ファースト・デート』が、9年ぶりにシアタークリエに登場。上田一豪さんの新訳・新演出、村井良大さん・桜井玲香さんらの顔合わせで実現した公演をレポートし…

『ドリームガールズ』岡田浩暉インタビュー:“僕オリジナルのソウル・ミュージック”を目指して

意外にも今回が初となる、日本キャスト版『ドリームガールズ』。スターを目指す女性たちのドラマの中で、破天荒なスター歌手ジェームズを演じる岡田浩暉さんに、アーティストとして共感できる部分、日本語でソウル・ミュージックを歌うためのアプローチなど…

『ドリームガールズ』村川絵梨インタビュー:エフィの強さ、しなやかさを歌声に込めて

ビヨンセ主演の映画版(2006年)も大ヒットした名作『ドリームガールズ』が、遂に日本人キャストで上演。スターを夢見る3人のヒロインのうち、ダブルキャストでエフィを演じる村川絵梨さんに、本作との縁やミュージカルへの思いをうかがいました。

『キングアーサー』平間壮一インタビュー:恋心と忠義の狭間で

世界各地で愛されてきた「アーサー王伝説」が、メロディアスでキャッチ―なフレンチ・ロック・ミュージカルに。その日本版で“究極にロマンティック”な騎士、ランスロットを演じる平間壮一さんに、今回のランスロット像やエキサイティングな舞台誕生の予感、22…

『キングアーサー』浦井健治インタビュー:鮮やかに蘇る“伝説の王”

中世以来、語り継がれ、愛されてきたアーサー王伝説のフレンチ・ロック・ミュージカル版が、オ・ルピナさんの演出で遂に上演。タイトルロールを演じるのが浦井健治さんです。これまでもシェイクスピア劇等で「王」を演じてきた経験を活かしつつ、今回のアー…

『ファースト・デート』村井良大インタビュー:“今この瞬間を生きる”ということ

初春にぴったりの軽やかなラブコメ・ミュージカルが、9年ぶりにシアタークリエに登場。上田一豪さんによる新演出版で主人公を演じる村井良大さんに、王道ラブコメを演じる極意から作品の魅力、最近のご活躍まで、たっぷり語っていただきました。