Musical Theater Japan

ミュージカルとそれに携わる人々の魅力を、丁寧に伝えるウェブマガジン

『ゴースト&レディ』稽古場取材会レポート:“最高の布陣”が挑む、多面的な歴史ファンタジーが間もなく、誕生

1964年の『はだかの王様』以来、多数のオリジナル・ミュージカルを創出してきた劇団四季の最新作が、5月に開幕。藤田和日郎さんの人気漫画を、演出に『ノートルダムの鐘』のスコット・シュワルツさんを迎えて舞台化する渾身の新作の片鱗を、稽古場取材会を通…

『VIOLET』三浦透子・屋比久知奈インタビュー:濃密な空間で追体験する、ヴァイオレットの“初めての旅”

顔に傷を負い、人目を避けて暮らしてきた女性の「人生初めての旅」を、ジニーン・テソーリの音楽でみずみずしく描いたミュージカル『VIOLET』が、4年ぶりに上演。主人公をダブルキャストで演じる三浦透子さん、屋比久知奈さんに、ヴァイオレット役への思い、…

ストレートプレイへの誘い『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』花總まり、奇妙な世界に「時には楽しみながら」立ち向かう

銀行強盗の現場に居合わせたことで、少しずつ身長が縮み始める主人公。奇妙な現象が意味するものとは、そしてそれは止めることが出来るのか…。カナダの人気小説が、G2さんの脚本・演出で舞台化されます。主演の花總まりさんに、不条理な世界で前向きに生き…

配信有『メイジ・ザ・キャッツアイ』観劇レポート:東京を代表する劇場の一つ、明治座の150周年を寿ぐ華麗な舞台

【3/8迄アーカイブ配信有】東京を代表する劇場の一つ、明治座の創業150周年ファイナルを飾った『メイジ・ザ・キャッツアイ』。北条司さんの人気漫画の設定を明治時代に移し、怪盗三姉妹の冒険を描く華麗な舞台をレポートします。

『スウィーニー・トッド』山崎大輝インタビュー:救いのない街に差し込む、“ひとすじの希望”に挑む

19世紀のロンドンを舞台に、無実の罪で流刑となった男の壮絶な復讐を描く異色のミュージカルが、宮本亞門さんの演出で8年ぶりに上演。ダークな作品の一筋の光ともいえる役どころをダブルキャストで演じる山崎大輝さんに、稽古も大詰めを迎えた中での心境をう…

『カム フロム アウェイ』田代万里生インタビュー:12人で緻密に紡ぐ、共生と“こころの復興”の物語

アメリカ同時多発テロの直後に起こった実話を描く、ミュージカル『カムフロムアウェイ』。12人のキャストが100人以上の人々を演じ分けるなか、主に二人の乗客を演じる田代万里生さんに、それぞれの役を通して感じること、稽古の手応えなどをじっくりうかがい…

『SaGa THE STAGE~再生の絆~』松田凌インタビュー:“誰かと心を繋ぐこと”で生まれる力

昨年の舞台『ビロクシー・ブルース』で披露した甘い歌声も記憶に新しい松田凌さんが、世界的な人気を誇るRPG「サガ」シリーズの舞台版・最新作に主演。稽古も佳境の某日、アクションに歌にダンスにと盛りだくさんの「絆のドラマ」について、熱く語ってくださ…

『カム フロム アウェイ』石川禅インタビュー:優しい気持ちを思い出せる、実話に基づく“希望の物語”

2001年のアメリカ同時多発テロの陰で、カナダの小さな町で実際に起こった人間模様を描くブロードウェイ・ミュージカルが、3月に開幕。100人以上を演じ分ける12人のキャストの一人、石川禅さんに、主に演じるキャラクターや白熱する稽古の模様等について、た…

配信有『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』観劇レポート:若き怪盗紳士の冒険を描く、ひとときの“夢”舞台

【LIVE配信、アーカイブ配信有(2月18日迄)】小池修一郎さん(脚本・歌詞・演出)、ドーヴ・アチアさん(音楽)がタッグを組み、主演に古川雄大さんを迎えた新作ミュージカル『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』。若き怪盗紳士の冒険を生き生きと描い…

『Play a Life』佐藤隆紀・上田一豪インタビュー:人生の“あたたかいお守り”をお渡しする舞台

『四月は君の嘘』等の演出家、上田一豪さん主宰の劇団Tip Tapの代表作『Play a Life』が、博品館劇場で上演。本作への出演を熱望していたという“夫”役の佐藤隆紀さん(白猫チーム)と上田さんに、作品への思いをじっくりとうかがいました。

『トッツィー』観劇レポート:ふんだんな笑いとともに描く、崖っぷち俳優の“一か八かの賭け”

D・ホフマン主演のハリウッド映画を舞台化し、2019年トニー賞で11部門にノミネートされたミュージカルが、待望の日本上陸。キャリアの危機にある俳優の“一か八かの賭け”の顛末を、山崎育三郎さんら豪華キャストで描く舞台をレポートします。

『メイジ・ザ・キャッツアイ』美弥るりかインタビュー:明治レトロの世界で魅せる"謎多き執事”役

三姉妹の怪盗の活躍を描く人気漫画が、明治座創業150周年のラストを飾る舞台となって登場。謎めいた執事役で出演する美弥るりかさんに、宝塚時代に培った「ジェンダーフリー」の表現が存分に活かされそうな本作について、たっぷりお話いただきました。

『Yuichiro & Friends -Singing! Talking! Not Dancing!-』観劇レポート:2024年の幕開けを華やかに彩る“スペシャル”な舞台

山口祐一郎さんと綺羅星のようなミュージカル・スターたちが、新春に贈るトーク&コンサート『Yuichiro & Friends -Singing! Talking! Not Dancing!-』が、6日に開幕。ミュージカルの名曲にとどまらない多彩なプログラムと、ざっくばらんなトークが楽しい、…

“歌の持つ意味”が突き刺さる、母娘の半生描く映画『ペルシアン・バージョン』

今年も多彩な作品が上映された東京国際映画祭で、「歌」の持つ意味を痛切に感じさせたのが、イラン系アメリカ人の母娘の半生を描く『ペルシアン・バージョン』。コメディの形をとりながら、切実なメッセージを投げかけた本作をご紹介します。

配信有『ベートーヴェン』観劇レポート:至福の音楽とともに描く“不滅の愛”

ベートーヴェンの秘めた恋を、ほぼ全曲彼自身の楽曲で彩ると言うコンセプトのもと、クンツェ&リーヴァイが書き上げた新作ミュージカルが、今年1月に世界初演。それに続き、豪華キャストを得て開幕した日本版をレポートします。