Musical Theater Japan

ミュージカルとそれに携わる人々の魅力を、丁寧に伝えるウェブマガジン

『フィスト・オブ・ノーススター』山﨑玲奈インタビュー:心揺さぶるナンバー、大事に歌いたい

間もなく開幕する注目のミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター』。80年代に誕生し、現在も人気の漫画を舞台化した本作で、大きな存在感を放つ少女リンをダブルキャストで演じている山﨑玲奈さんにインタビュー。新作ならではの稽古の様子からご自身の…

『フィスト・オブ・ノーススター』植原卓也インタビュー:誰が為に闘うのか

1980年代に誕生し、今も世界的な人気を集める漫画『北斗の拳』を舞台化した新作ミュージカルが、まもなく開幕。物語の端緒を開くシンをダブルキャストで演じる植原卓也さんに、人物像や初めて体験している「リアルな戦い」について、たっぷりお話いただきま…

『マイ・フェア・レディ』観劇レポート:“生きている名作”、久々に帝劇で上演

“日本で初めて上演されたブロードウェイミュージカル”として、1963年の初上陸以来愛されてきた『マイ・フェア・レディ』が3年ぶりに上演。さらに華やぎと生命感を増した舞台(朝夏まなとさん・別所哲也さん出演回)をレポートします!

『マドモアゼル・モーツァルト』観劇レポート:人生という“探求の旅”

“モーツァルトは女性だった”という設定でその生涯を描く音楽座ミュージカルが、『シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ』に続き、小林香さんの演出で上演。明日海りおさんらによる渾身の舞台を、撮りおろし写真とともにレポートします!

『本日も休診』観劇レポート:“古き良き昭和”を描く人情喜劇、清新に

高度経済成長期の那須高原を舞台としたエッセイが、柄本明さんの発案で舞台化。その妻・テル子役で花總まりさん、赴任してくる若い巡査役で渡辺大輔さんが出演中です。名うてのベテラン俳優たちとミュージカルで活躍する二人の化学反応が楽しい、古き良き昭…

『魍魎の匣』小西遼生・吉田雄インタビュー:ミュージカルで伝える“文章のエンタテインメント性”

京極夏彦さんのベストセラー小説がこの度、初めてミュージカル化。長大な物語がいったいどのようにミュージカルという形式で表現されようとしているか、数々の謎を解き明かす中禅寺秋彦役・小西遼生さん、偶然捜査に加わることになる木場刑事役・吉田雄さん…

柴田麻衣子の連載エッセイ『夢と夢のあいだ』Vol.13「誠に勝手ながら…」

Tip Tapプロデューサー、柴田麻衣子さんの連載エッセイが待望の更新!今回はTip Tapがここ数年行っている「年末公演」がテーマ。観客の何気ない一言が作り手に大きな影響を及ぼしていることがうかがえる、素敵なエピソードをお届けします。

『グリース』観劇レポート:50年代の無邪気な青春、生き生きとおおらかに

ジョン・トラボルタ主演の映画版でも知られる『グリース』が、久々に日本で上演。三浦宏規さん・屋比久知奈さんらが演じる50年代の青春物語を、上田一豪さんが演出。シアター1010でのツアー初日の舞台をレポートします!

『ニュージーズ』観劇レポート:困難に立ち向かう少年たちの“生き抜く力”

コロナ禍での公演中止を乗り越え、待望の日本初上陸を果たしたディズニー・ミュージカル『ニュージーズ』。金と権力にものを言わせる大人たちに少年たちが“NO”を突き付ける物語は、どのように日本の地で舞台化されているでしょうか。連日劇場を熱気で満たし…

『ユタと不思議な仲間たち』坂本里咲インタビュー:南部弁の深いニュアンスを慈しんで

60年あまりにわたって劇団四季を牽引した浅利慶太さんが、演出に専念するため創立した「浅利演出事務所」が、代表作の一つ『ユタと不思議な仲間たち』を2年ぶりに上演。いじめられっ子のユタが座敷わらしたちと出会い、成長するさまを、あたたかな南部弁と美…

『October Sky 遠い空の向こうに』観劇レポート:夢を現実のものとする“思いの強さ”

ジェイク・ギレンホール主演の映画版でも知られる実話を舞台化し、アメリカで二回試演された作品が日本に上陸。甲斐翔真さん主演で上演中です。炭鉱の町でロケット作りに励む高校生たちの物語は演出の板垣恭一さんの手でどのように描き出されているか、舞台…

『蜘蛛女のキス』石丸幹二インタビュー:“生きにくさ”抱える人々に心を寄せて

“世間”からはじかれ、妄想の中で生きていた主人公の人生が、ある出会いをきっかけに大きく変わってゆく…。台詞劇の醍醐味とミュージカルの華やぎを兼ね備えた傑作『蜘蛛女のキス』に主演するのが、石丸幹二さんです。『パレード』に続き社会的テーマを扱う作…

映画館で愉しむ『パリのアメリカ人』:未来を模索する若者たちの美しき恋

戦後のパリで未来を模索する若者たちの恋を描き、日本では劇団四季によって上演された『パリのアメリカ人』。そのロンドン公演の貴重な映像が、松竹ブロードウェイシネマで上映されます。デート・ムービーにもぴったりの美しく、ロマンティックな作品の魅力…

『マドモアゼル・モーツァルト』平方元基インタビュー:人間を愛し、肯定することの歓び

初演から30年、小林香さんが「今の視点」で演出する新生『マドモアゼル・モーツァルト』で、主人公の好敵手である宮廷作曲家サリエリを演じるのが平方元基さん。ジェンダーギャップの問題を扱う本作は男性の平方さんの目にはどのように映るのか、近年のご活…

『マドモアゼル・モーツァルト』演出・小林香インタビュー:性別に囚われず、“自由に生きる”ということ

“神童モーツァルトは女性だった”という発想で、溢れる才能を開花させながらも葛藤する主人公を描くミュージカルが、明日海りおさんらの出演で登場。ジェンダーギャップの問題を真正面から扱う本作を、小林香さんはどのように演出しているでしょうか。稽古の…