Musical Theater Japan

ミュージカルとそれに携わる人々の魅力を、丁寧に伝えるウェブマガジン

感動を反芻し、公演を支援する新たな形:『ダム・ウェイター』舞台装置・小道具が7月8日~リサイクル販売

f:id:MTJapan:20210707150712j:plain

『ダム・ウェイター』

一つの公演が終了した時、大道具や小道具は再演が予定されない限り廃棄されるのが通常ですが、廃棄にはコストがかかります。また、再演が予定されれば保管されますが、それにも場所や経費が必要です。

f:id:MTJapan:20210707151655j:plain

『ダム・ウェイター』で使われた床材を使用したペントレーは、アクセサリーやメガネを置くのにもよさそうです。限定シリアルナンバーと伊礼さんのサイン刻印プレート付き。

いっぽうで、観客にとって舞台の感動を思い出すよすがとしては、公演プログラムや会場で販売されるグッズなどがありますが、もしも舞台そのものの一部を切り取って持ち帰ることが出来れば、その余韻はさらに続いてゆくことでしょう。

そんな二者のニーズを満たす機会として、伊礼彼方さん・河内大和さんが出演した二人芝居『ダム・ウェイター』の主催((株)KANATA LTD.)が、画期的な企画を発表。今回の舞台で使用した小道具そのものや、大道具の一部を使って作成した小物を特別販売するというのです。

f:id:MTJapan:20210707151847j:plain

(左)手作りのメインライト(右)通話管付き!の配管製花瓶

舞台上の真ん中に吊るされていた象徴的なメインのライト(宣伝美術デザイナーによるオリジナル作品。8500円)に始まり、舞台で使われた床材(伊礼さんたちの熱演が思い出されるリアルな傷も残っています)をリサイクルしたペントレー(3800円)、面白いところでは地下室配管に通話管をつけた前衛的デザインの花瓶(9500円)など、デザイン性がありながら、実際に使えるアイテムばかり。ほとんどのお品にシリアルナンバー、伊礼さんの直筆サインを刻印した金属プレートが付くそうです。

f:id:MTJapan:20210707152027j:plain

『ダム・ウェイター』ではこのように通話管が使用されていました。

主催者は以前からこうしたリサイクルのアイディアを温めていたのだそう。今回の試みが成功し、日常的に行われてゆくようになれば、今後、作り手の負担は一部なりとも軽減され、観る側の舞台鑑賞の楽しみの幅もぐっと広がってゆくことでしょう。『ダム・ウェイター』を御覧になった方も未見の方も、どのようなアイテムが出品されているか、覗いてみてはいかがでしょうか。

(取材・文=松島まり乃)
*【商品紹介ページ】伊礼彼方 official サイト 7月7日18時公開

【販売 web サイト】 伊礼彼方 on-line store 7月7日18時公開、8日21時~先着順販売&抽選申込み開始