Musical Theater Japan

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大阪公演で“小堺ジョーじいちゃん”が復帰。めくるめく極彩色のドリーム・ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』

『チャーリーとチョコレート工場』写真提供:東宝演劇部

貧しい家庭に生まれた少年チャーリー・バケットに、奇跡が起きた。
大好きなウォンカ・チョコレートの工場に世界で5人だけ招かれるという、「ゴールデン・チケット」の最後の一枚を引き当てたのだ。
かつてこの工場で働いた経験のあるジョーじいちゃんとともに、チャーリーは胸を躍らせ、工場へと向かう。

 

『チャーリーとチョコレート工場』写真提供:東宝演劇部

各地からやってきた5組の親子を迎えたのは、世間から身を隠し、工場に閉じこもり続けているウィリー・ウォンカ。
ある“目的”を秘めた彼の案内で、チョコレート工場のツアーがいよいよ始まるが…。

 

『チャーリーとチョコレート工場』写真提供:東宝演劇部

ロアルド・ダールの1964年刊行の児童文学を舞台化し、2013年にウェストエンドで開幕。日本には2023年に上陸し、好評を博したミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』2026年公演が、川越でのオープニング公演、東京公演、福岡公演を経て、ツアー最終地である大阪で開幕しました。

 

『チャーリーとチョコレート工場』写真提供:東宝演劇部


23年に誕生した日本版は、海外版の演出を踏襲するいわゆる“レプリカ・ミュージカル”ではなく、翻訳・演出のウォーリー木下さんら、俊英たちによる新演出。美術や衣裳などのビジュアル面を統括する役割“アートディレクション”(増田セバスチャンさん)の存在も効を奏し、とりわけ工場の内部に足を踏み入れるシーンでの、セット、映像、衣裳や俳優たちが一体となって織りなす極彩色の世界は壮観です。(五感に訴える趣向も有り)。

 

『チャーリーとチョコレート工場』囲み取材にて。©Marino Matsushima 禁無断転載


滑らかな所作で謎めいた魅力を醸し出すウィリー・ウォンカ役の堂本光一さんはじめ、個性豊かな大人キャストと、のびのびとして歌声の確かな子役たち(筆者の鑑賞日のチャーリー役は古正悠希也さん)の共演も見どころ。原作ファンにとっては、ロアルド・ダール作品特有のダークな風合いが、わがままな子供たちの“末路”の表現などで可視化されている点も見逃せません。

 

ジョーじいちゃん役の小堺一機さんを囲んで、ウィリー・ウォンカ役の堂本光一さん、バケット夫人役の観月ありささん。写真提供:東宝演劇部


なお、6月5日の大阪公演初日には、怪我のため休演していたジョーじいちゃん役の小堺一機さんが復帰。休演中、小堺さんは日生劇場で舞台を鑑賞したことで、改めて本作の魅力を感じ、リハビリにも熱が入ったのだそう。ツアーは終盤に向け、いっそうの盛り上がりを見せています。

(取材・文=松島まり乃)

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*公演情報『チャーリーとチョコレート工場』3月27~31日=ウエスタ川越 大ホール(オープニング公演)、4月7~29日=日生劇場、5月6~28日=博多座、6月5~12日=フェスティバルホール 公式HP