Musical Theater Japan

ミュージカルとそれに携わる人々の魅力を、丁寧に伝えるウェブマガジン

大ヒット映画をミュージカルに。『プリティ・ウーマン』来日版が開幕

1990年に公開されて世界的な大ヒットとなり、ヒロインを演じたジュリア・ロバーツを一躍スターダムに押し上げた映画が、『キンキーブーツ』のジェリー・ミッチェルの演出・振付でミュージカル化。今回、初の来日公演となった本作をご紹介します。

ストレート・プレイへの誘い:『ロボット』朝夏まなと&渡辺いっけいが語る、一世紀前に書かれた予言的な衝撃作への挑戦

およそ1世紀前に書かれ、「ロボット」という語の語源にもなったチャペックの戯曲を、ノゾエ征爾さんの演出で上演。科学の進歩によって作り出された幸福な世界は、いつしかディストピアに転じてしまい…。心優しいヒロイン、ヘレナを演じる朝夏まなとさんと、…

Reading Musical 『BEASTARS』観劇レポート:獣たちの“彷徨う青春”

その猛々しい外見とは裏腹に、内気な主人公の青春を通して、深いテーマが浮かび上がる漫画『BEASTARS』が、多彩な音楽に彩られたリーディング・ミュージカルとして舞台化。一つの役を「声の表現者」「身体による表現者」の二人で演じるというスタイルが特徴…

『RENT』観劇レポート:“過去も未来も無い、今”を生きる若者群像を、日米合作で描く

プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』にインスピレーションを得て、現代の若者たちの切実な生きざまを描き、世界各地で愛されてきた『RENT』が、日米合作という形で上演。マーク役を26年ぶりに山本耕史さんが演じることでも話題の舞台をレポートします!

『ピーター・パン』2024観劇レポート:幸福な“遊びの時間”が続く世界【親子で観たい!2024夏の舞台④】

【親子で観たい!2024夏の舞台】シリーズを締めくくるのは、1981年以来、44年目の上演となる『ピーター・パン』。昨年からの続投で長谷川寧さんが演出・振付をつとめ、山﨑玲奈さんがタイトルロールを演じる2024年の舞台を通して、本作が長く愛されてきた理…

音楽劇『空中ブランコのりのキキ』咲妃みゆ&松岡広大インタビュー:不思議な童話世界を存分に楽しんで【親子で観たい!2024夏の舞台③】

中学の国語の教科書でもお馴染みの『空中ブランコのりのキキ』など、別役実さんの童話数本を再構築した音楽劇がこの夏、誕生。サーカスのわくわく感の中にどこか不思議な空気が漂う作品について、主演の咲妃みゆさん、松岡広大さんにじっくり語っていただき…

親子で楽しめる“体験型ミュージカル”『PLAYISLAND ももたろう』レポート&小林遼介インタビュー【親子で観たい!2024夏の舞台②】

子どもを観劇デビューさせたいけれど、大丈夫かな?と不安のある方にお勧めしたいのが、「遊び」「観劇」「ミュージカル体験」が同時に出来るイマーシブ・ミュージカル。渋谷真紀子さんの作・演出でオーストラリアで初演、今夏東京で上演される『PLAYISLAND …

音楽劇『死んだかいぞく』観劇レポート:シンプルで深い“生と死のメッセージ”【親子で観たい!2024夏の舞台①】

世代を超えて楽しめる作品が多数登場する夏休み。お一人様のみならず、家族での観劇にもお勧めしたい演目を厳選してご紹介します。第一弾は下田昌克さんの人気絵本を舞台化した音楽劇『死んだかいぞく』。8月末まで各地を巡演中です。

『モダン・ミリー』2024観劇レポート:鮮やかに、軽快に描く、モダン・ガールの“幸福探し”

20世紀初頭の大都会NYを舞台に、今を生きる女性たちも大いに共感できる「自分探しの物語」として好評を博した、小林香さん演出版『モダン・ミリー』が待望の再演。一部に新キャストを迎えた舞台をレポートします。

『ビリー・エリオット』吉田広大インタビュー:“光と影の物語”を熱く生きる

2009年のトニー賞10部門を受賞し、日本でも上演の度に好評を博してきたミュージカルが、この夏再再演。主人公ビリーの兄で、ストライキに身を投じて行くトニーをダブルキャストで演じる吉田広大さんに、「兄の心情」をじっくりと語っていただきました。

オペラ『蝶々夫人』演出・宮本亞門ロング・インタビュー:世界を舞台に活躍する中で今、見えてきた“アジア人のチャンス”

ミュージカルから能まで幅広いジャンルで活躍する宮本亞門さんが、新解釈で演出し、各地で絶賛されたオペラ『蝶々夫人』が、5年ぶりに東京で上演。作品への思いから世界を舞台に活動する上での信条、舞台に憧れる若い世代へのアドバイスまで、様々なお話をじ…

『ラフへスト~残されたもの』ソニンに訊く:二つの時間軸で描く、濃密な人生の物語

韓国を代表する二人の芸術家たちに愛され、自身もエッセイや絵画の世界で活躍したキム・ヒャンアンの人生を描く独創的なミュージカルが、日本に上陸。タイトルロールを演じ、訳詞にも挑戦しているソニンさんに、作品の魅力や訳詞の手応えなどをじっくり語っ…

『ピーター・パン』小野田龍之介インタビュー:フック船長/ダーリング氏にとっての“時間”、ピーターにとっての“時間”

1981年以来、日本の夏休みにワクワクをもたらしてきた『ピーター・パン』。昨年からフック船長/ダーリング氏で続投している小野田龍之介さんに、ファミリーで楽しめつつ、大人もはっとさせる深さを持つ本作の魅力を、たっぷり語っていただきました。

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』平方元基インタビュー:めくるめく魔法とともに描き出す、“父親になりきれていない”ハリー

日本でも2022年に開幕し、間もなくロングラン3年目に突入する舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』。7月から新たにハリー役を演じる平方元基さんに、オーディションの思い出や作品観など、じっくりお話いただきました。

『GIRLFRIEND』観劇レポート:まだ見ぬ未来、満天の星空に探して

アメリカ中西部の小さな町を舞台に、二人の青年が心通わせてゆくさまを丹念に描くミュージカルが、日本に上陸。マシュー・スウィートのメロディアスな楽曲に乗せ、フレッシュなキャストがみずみずしく演じる舞台をレポートします。